教えて！住まいの先生

「役所の人に、持ち家があれば生活保護は貰えませんよと冷たく言われました。」

生活保護は「資産、財産」があれば申請資格はありませんよ。

申請資格がない人が申請に行ったのですから
例え役所の人がやんわりと優しく「無理ですよ。」と対応しても「冷たくあしらわれた」と感じたのでしょうね。

生活保護は「生存権の保障」ですよ。

生活保護は「生きるための最後のセーフティーネット」ですよ。

「自宅を所有していれば生活保護の申請ができない」という線引きがなくて、
あなたたちのような「仕事をしていなくて自宅を所有している人」が生活保護を貰えるなら
大金持ちで大豪邸に住んでいているけれど隠居して働いていない人でも生活保護が貰える事になりますからね。


生活保護は「世帯単位」での「申請、審査、支給(または不受理)」ですよ。

家族で住んでいる場合は世帯主である父親が「3人家族世帯」として申請するしかありませんよ。



さて、今は「申請資格がない状態」なので
「申請資格がある状態」にすれば申請ができますよ。

質問者が申請する方法は4通りあります。(というか、あなたたちが申請する方法は4通りしかありません。)

①アパートを借りて母親と別居してから世帯分離をして、質問者が「世帯主」で独り暮しをしてから質問者ひとりで申請する。(母親には申請資格はありません。)

③マンションを売り払って、売却利益でアパートを借りてから2人とも引っ越してから、預貯金が10万円を切ってから申請する。

③マンションを他の兄弟に生前贈与してしまう。

④リバースモゲージ制度を利用してマンションを担保にして資産価値をゼロにする。


【注意点】
生活保護は「家賃負担金(住宅扶助金)プラス生活費(生活扶助金)」の合計額が「支給基準額」になります。

「支給基準額マイナス世帯収入」が「保護費支給額」になります。


③と④の方法だと「家賃」が発生しませんので「住宅扶助金(家賃負担金)」は支給対象外になりますので「生活扶助金(生活費)」だけの支給になりますよ。


「あなたひとりだけが生活保護の申請をしたい場合」は、
①の方法しかありませんよ。

家を出て親と別居しない限りは生活保護の申請ができません。

アパートや市営住宅で独り暮らしをしてから申請するか、
病院に長期入院して申請するか、

あるいは、最悪の場合は
家を出てホームレスになって公園や道端に寝泊まりしてからホームレス収用施設に保護入所してから申請する方法もありますよ。

最初にも書きましたが生活保護は「生存権の保障」であり「生きるための最後のセーフティーネット」ですよ。

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