教えて！住まいの先生

はじめまして、ホームインスペクターとして、住宅診断・住宅検査をおこなっている建築士の和泉と申します。

損得勘定のシミュレーションで「家賃を払い続けるケース」と「住宅ローンを払うケース」が比較されることが多いようですが、将来のインフレ率・家賃の上下動などの不確定要素が多すぎて厳密に考えるとあまり意味はないということが論じられているようです。

ですが、「新築の時にその価値は最も高く、25年～30年程度でほぼゼロになる」というのが今の市場による常識で、現状では未だ賃貸の方に少し分が有るような感じです。

また、住宅は「設計」・「施工」・「維持管理メンテナンス」が揃ったときに長持ちすると言われていますので、しっかりした設計・施工とタイムリーで適切な点検やメンテナンスが行われていれば、築40年でも質の良い持家のほうが評価が高くなる可能性も出てきます。

「不動産はどんなものでも持っていれば資産」という時代は終わっており、ただ所有しているだけでは税金や維持費がかかる「負債」に転じてしまいます。
不動産は所有から活用の時代だということを意識しながら「資産として維持し続ける」よう、ご自身の生活様式や人生サイクルの変化に照らしながら慎重に検討されることをお勧めします。

以上、ご参考まで。

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人それぞれ。
将来、子供がきっと育てた恩を返してくれるだろうと信じてるお人よしは、財産として残してあげたら良いでしょう。

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