教えて！住まいの先生

ホームインスペクターの友田と申します。

屋根のリフォームで、なるべく今後のメンテナンス費用が掛からないように、とのことですね。

屋根のリフォームを大きく分けると、
①工法の違い
・重ね葺き（カバー工法）
・葺き替え
②材料の違い
・コロニアル
・鋼板
・その他瓦
このようになります。

工法についてでは、
基本的に重ね葺きの方がコストは抑えることができます。
なぜなら、既存の屋根の解体費や処分費が少なくなるためです。

現在の屋根材の状態が著しくわるかったり、雨漏れをひどく起こしている場合は、下地合板の劣化も考えられますので葺き替えの方がよいかと思います。

材料についてでは、
現在、ジンガルバニウムか瓦の屋根を検討されているとのことですが、前者はおそらくジンカリウムかガルバリウムなどの鋼板の事ですね。

鋼板は、高耐久でメンテナンスに手の掛からないものが多く、屋根材自体が非常に軽いことが特徴です。
注意点としては、鋼板だからといって、すべての商品がメンテナンスかからないわけではありませんので、商品仕様を確認して選ばれた方がよいです。カタログをもらって、そのメーカーに直接問い合わせして聞いてみても良いでしょう。
また、鋼板は雨が降った際に音がうるさい、金属のため熱を吸収しやすいなどの特徴もありますので、表面に石材を吹き付けてコーティングしてあったり、裏面に断熱材が貼り付けられているものなどを選ばれると良いと思います。

瓦というと、重量があるものが一般的ですので耐震上不利に働きますが、素材が陶器ではなく、非常に軽くなるように配合された素材を使用しているものもございます。
（参考：https://www.kmew.co.jp/shouhin/roof/rooga/
https://www.kmew.co.jp/shouhin/roof/reform/index.html）
瓦の見た目が良い場合は、こういった商品をご検討されてみてください。
これらも、メンテナンスには手間の掛からない（塗装不要な）ものであったりしますので、ご要望には沿っているものかと思います。

ぜひ、ご参考になされてみてくださいね。

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