教えて!住まいの先生

Q 新築でオーディオルームを作ろうと考えています。参考となる書籍を探していたところ、石井式リスニングルームに関する書籍がありました。

この書籍を読んだところ、必ずしも一般的なオーディオルームではないことが分かりました。石井式リスニングルーム以外のオーディオルーム作成に関する参考書籍がありましたらご紹介願います。
質問日時: 2021/12/18 09:27:44 解決済み 解決日時: 2021/12/25 13:50:44
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ベストアンサーに選ばれた回答

A 回答日時: 2021/12/25 13:50:44
書籍の紹介はできませんが、注文住宅でオーディオルームを用意される場合は、できる限り次の点を考慮してください。

◆部屋の広さ、高さ

最低でも添付画像の基準を満たしてください。
狭いとスピーカーのセッティングに制約が出るのはもちろん、聴き心地に大きく影響する臨場感が犠牲になります。
一般的な住宅の天井の高さは2.5メートル前後ですが、できれば天井の高さは4メートル前後をお勧めします。

◆防音、室外からの騒音の低減

一般的に防音と言うと、近所迷惑にならないための対策と思われがちですが、オーディオルームにおいて防音は、室外からの騒音を排除して音楽が汚されないようにする意味もあります。
そのため、屋外や他の部屋からの生活音が、オーディオルームに入らない対策も重要です。

防音は、やり方によって費用が数倍変わります。
特に、防音の専門業者による施工は、非常に建築費の増額になります。
できる限り安く仕上げるには、専門業者を入れずに注文住宅を請け負う工務店の範囲内でできる工法を採用することです。
要するに、工務店から防音専門業者への外注をしなくても済む工法を採用することになります。
ハイテク素材や特殊工法による防音は、非常にコストがかかってしまいます。
一般家庭レベルの防音(オーディオルームとして実用可能な範囲の防音)は、物量と工夫で実現可能です。
そのため、12mm の石膏ボードを3~4重にする単純な方法でも、一定の防音効果が得られます。
数百kg~数千kgの石膏ボードを使って部屋を囲うということです。
重量の問題がありますので、天井への多重張りには制約がありますが、工務店と相談して、できる限りの多重構造をお勧めします。
オーディオルームが1階の場合は、床への防音対策は不要です。

ドアは必ず防音タイプを採用してください。
防音ドアにはランクがありますので、予算に合わせたものをお選びください。
防音ドアは調整が重要です。
住宅建築後はもちろん、半年~1年後に再点検、微調整してください。
防音ドアには説明書がありますので、工務店から受け取ってください。

◆換気(防音対策の一部)

窓はできれば無しで、ダクト式の換気扇を設置してください。
防音対策された部屋では、排気のみの換気扇では十分機能しませんので、ダクト式の吸気口も必要です。
壁へ設置する換気扇、吸気口は、防音効果を著しく下げますので、ダクトによる換気扇、吸気口が必要です。
排気、吸気共に、ダクトの途中には、防音のために必ず電動シャッターを設置してください。
これらの給排気のシステムは、単純な工夫で実現できます。
無知の人でもネットで給排気機器を検索するだけで、およそのイメージが付くはずです。
もし、この程度の給排気ができないと言われる工務店や担当者の場合は、知識不足で信頼性がない証拠です。

やむを得ず窓が必要になる場合は、防音レベルが高い窓を最小限の面積で設置してください。
窓は高音質リスニングの大敵です。

◆冷暖房(室内騒音の低減)

エアコンは特に注意が必要で、一般的なルームエアコンを設置すると、そのルームエアコンの動作音が音楽を汚す原因になり、高性能なオーディオ機器の音も台無しです。
そのため、動作音をできる限り減らすために、ダクト式のエアコンをお勧めします。
エアコン本体をオーディオルームから離れた位置に設置して、冷温風だけダクトで送られるタイプの特殊なエアコンを採用します。
これにはかなり費用がかかりますので、予算と相談してください。

窓無し、天井、壁、床を多重構造にして防音性能を上げると、同時に断熱性能も良くなります。
そのため断熱性能が良くなれば、一般のルームエアコンを使っても、リスニング時に騒音の原因になるエアコンを止めても、2時間程度なら室温を維持したままリスニングできます。
リスニングの3時間以上前から部屋を十分に冷暖房しておけば、エアコンを止めても2時間程度なら、ある程度の室温が維持できます。
ただしエアコンを止める以上、季節によっては2時間を越えるリスニングが困難です。

◆まとめ

【良い音は静かな環境で】がオーディオの基本、高音質リスニングの基本です。
細かいルームアコースティックの調整などを頑張っても、上記で説明した基本ができてなければ本末転倒です。
おそらくオーディオルームの書籍でも、これらの基本はあまり書かれてないと思います。
当たり前なので書かれてないとも言えますが、その当たり前ができてないオーディオルームがたくさんあります。

まず工務店(担当者)は、防音、特にオーディオルームに関して、ほぼ素人の可能性が高いです。
そのため、ご自身が知識を身に付けて基本を確実に実行しないと、理想的なオーディオルームになりません。
書籍だけ熟読しても、住宅に関する知識、空調機器に関する知識が不十分ではダメです。
総合的な知識を得ることで、理想のオーディオルームが実現します。

もし予算に十分な余裕があれば、建物を鉄筋コンクリートにしてください。
すべて鉄筋コンクリートじゃなくても、オーディオルームだけ鉄筋コンクリートでも構いません。
防音効果が劇的に向上し、高音質リスニングに貢献します。
ただし、室内からの騒音や空調機器からの騒音があると本末転倒ですのでご注意ください。
パソコンを使って再生する場合は、動作音の小さいパソコンをお使いください。
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質問した人からのコメント

回答日時: 2021/12/25 13:50:44

 有難うございました。

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A 回答日時: 2021/12/18 13:09:50
新築に専用ルームを作るどころか、それ専用で作ったということで有名なのは、https://www.phileweb.com/editor/home-tp/nagaoka/index.html
でしょうね。
まさかあなたがこんな部屋(ではなくて建屋)を作るほどとは思いませんし、例にあげたのは「ホームシアターであってオーディオルームではない」のですが、形状が四角四面ではない(=定在波、共鳴(だったかな)を防ぐ)、ということは、覚えておいてほしいことと思います。誰でもできるとは思いません。
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A 回答日時: 2021/12/18 12:43:04
まずは図書館へ、でしょうね。それと、予算。

オーディオルームの下部(基礎)からを変える方も居られます。べた基礎の流し込むコンクリを3倍にするとか。

絶対やっやダメなのは部屋の縦横高さで同じ寸法にしないこと。平面図で正方形など完全アウトです。

実際のモノをみるのも良いです。市の施設で小ぶりなホールがあると思うのですが、その作りを研究すると良いです。対面する壁(床、天井)で並行する部分は一切ありません。

そして、音が出る方向から段々と広がって、最後をすこし、すぼませている、などなど。

市の施設で小ぶりなホール、本当に勉強になりますよ。吸音、反射材も、なるほどぉ〜〜〜と関心します。
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A 回答日時: 2021/12/18 10:57:06
情報を得たいという気持ちは分りますけど、
どのくらいのご予算を考えていますか?
防音・調音でかなり高額になります。
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A 回答日時: 2021/12/18 10:38:43
質問者さんはどの様な部屋を理想のオーディオルームとしていますか?
①音が外部に漏れない工夫。
②スタジオ風の無響室。
③音楽を楽しむリラックス出来る部屋。
一般的なオーディオルームってどんな部屋ですか?
私のオーディオルームは友人の設計士に依頼して新築時に造りました、床壁天井に遮音シートを施し窓はペアガラスにしただけのオーディオ棚付き7畳です、当然フラッターエコー等ライブな部屋になるのでカーテンや絨毯等で抑えた部屋です、スタジオ風な無機質な部屋にはしたくなかったので。
質問の答えになってなくて失礼致しました。
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