教えて！住まいの先生

建売住宅は、新築でも１年売れないと「新築物件」を名乗れなくなり、「未入居古物件」と表記しなければならなくなります。
こうなるとますます売りにくくなるので、竣工から６ヶ月過ぎるとどんどん値引きされていきます。

うちも建売を竣工から６ヶ月後に購入しました。
たまたまハウスメーカーの決算月で、うちは一括支払いだったので、（決算に間に合うよう）当月中の現金支払いを条件に500万円の値引きに成功しました。
そういうことでなくても200〜300万円くらいは当たり前に引くものです。

そもそも「嘘の値引き」をしても意味がありません。
契約の際300万円値下げされてなければ契約してもらえないだけなので嘘をつくメリットがありません。

むしろ「そのような大きな額の値引きは聞いたことが無いため、本当に出来るのか不思議です…」という不動産業者のほうがおかしいです。
300万円の値引きなんて半年売れなかった建売ではよくあることです。

さて、ここから重要な話ですが。
不動産業者は家を建てたわけではないので売っても建築的な利益はありません。
不動産業者の利益は仲介手数料のみです。
この仲介手数料は法律で上限額が決まっていて、「成約価格 × 3％ ＋ 6万円 ＋ 消費税」です。実際には「成約価格 × 3％ ＋ 消費税」というところが多いように思いますが、成約価格が下がればその分仲介手数料は減ります。
不動産業者はハウスメーカーが値引きに応じてもあんまり値引きをしたくないのです。「聞いたことがない」と言った業者はその典型で、値引きは期待できません。

一番いいのはハウスメーカーから直で購入することです。
まず仲介手数料がいらないので、ここだけで100万円以上得します。
100万円といったら１年目のローン返済分はすべて仲介手数料分だと言えますから大きいです。
ハウスメーカーは家の利益があるし、値引き分も考慮して価格設定しているので値引きに応じてくれやすいです。
わたしは家を探してるとき、最初からハウスメーカー直売り（売主直）の物件しか対象にしてませんでした。

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