教えて！住まいの先生

普通に考えてください。

あなたや業者等の土地の買い手
↓
相場より安く買いたい

土地の売り手
↓
相場より高く売りたい

なのですから、この時点で【折衝がまとまる要素】ってありますか？
どう考えても、何も無いですよね？

ということは、【土地の買い手が譲歩するか、良い機会のお膳立てをしないと、乖離が埋まらないので、売る理由が発生しない】ということです。


土地の買い手の目的は、【土地の転売や転用】ですよね？

したがって、【転売先を確保し、事業計画を立てて、相場よりも高く転売ができる確約を取り付ける】のが先なのです。

そうすれば、用地の地権者には計画を話しながら、確約となる転売価格が提示できますので、【割安で売らないで済む、お膳立てが提示出来る】のです。

そうなれば、後は地権者の欲張り度次第ですから、強欲な地権者なら無理をする理由は無いと、きちんと【買えなかった理由も明示できます】よね？

例えば、自治体が絡む、大規模な都市開発をした場所で、ポツンと民家が残っている場合がありますよね？
これが【欲張り度が高すぎて、機会損失をした】民家なのです。

こういった都市計画は当然のように相場よりも高く買取価格を明示し、その根拠として鉄板となる自治体名を出しますから、ある意味では完璧な買い手ですよね？

しかし欲張り度が高いと、交渉だからと引き受けず、結局は時間切れというケースがままあるのです。

この場合には「仕方がない」と扱われていますけど、その原因は相手が「強欲すぎる」という、【明確な理由があるから「仕方がない」が成立する】のです。


このように土地に限らず、どのような買取や転売に於いても

買い手の義務
↓
売り手が相場より損をしない条件を整える

売り手のリスク裁定
↓
相場より良い条件に対して、限られた交渉回数内で受け入れるか？売りそびれるか？を選択する

となるのです。

事業に於ける買取の心得は『高く買って、もっと高く売る』ということなのです。


以上から、結論としては…

あなたの問題は、
【売る理由を提示していないのに、売ってくれませんか？と話しても、誰も売れませんよ！】
ということなのです。

既に何をするのか？は前述していますから、後は…
・今の事業全体の予算
・すぐに出せる金額+早いモノ勝ち的な要素
・限界でもう無理な金額
・現在の転売先リスト
・金が出せない場合の、インセンティブ的な代案リスト

を資料化してみて【自分も、売り手も分かるようにして】みては如何ですか？

インセティブや代案が無ければ、会社の先輩等に助言を求めれば教えてくれるでしょうから、きちんと先輩等と対話を重ねてください。

お願いします

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