教えて！住まいの先生

個人再生手続きで住宅ローン特則を利用するに際し使う数字は、住宅ローンの借入額ではなく、現在の住宅ローン残高です。
しかし、土地建物の価値＜借入残高 という条件はありません。
申立てに際し、最低弁済額を計算するにあたり、財産の清算価値を算出しなければなりません。土地建物の価値＜借入残（＝オーバーローン状態）であれば、土地建物の清算価値は０とできるので、計算が面倒ではないですが、だからといってアンダーローンだから住宅ローン特則を利用できないとういことはありません。
厳密に土地建物の価値を求めなければならないだけのことです。
例えば、土地建物を購入するにあたり、自分達の預貯金や親からの援助で、何百万円も頭金を入れ、住宅ローンの借入額を少なくすることは、まれではありません。
結果、土地建物の価値＞借入残になることはあるでしょうが、他の条件を満たしていれば、住宅ローン特則を利用することができます。

不動産業者に初めから個人再生のため（＝売却意思なし）と言ってしまうと、無駄骨になりますので、ちゃんとした査定をしてくれない可能性もあります。
アンダーローンになるかも知れないことを気にする必要はないのですから、普通に査定してもらいましょう。
査定後に売却を勧めてくるでしょうが、「売却を親に相談したら返済を援助してくれることになった」とか方便を使ってかわします。

• なるほど：1
• そうだね：0
• ありがとう：0

この回答が不快なら