教えて！住まいの先生

ya34567yaさん。不動産コンサルタントの長嶋修と申します。早速ではございますがご質問にお答えします。やや長文ですがご容赦ください。

●｢購入価格の高低」より｢価値が落ちないこと」が大事

一生お住まいになるおつもりではなく、将来の売却を考える際には｢購入価格の高低」より｢価値が落ちないこと」ということが大切です。

たとえば、2000万円の物件が10年後に1000万円になれば1000万円（購入・売却費用別）のマイナス。3500万円の物件が10年後に3000万円なら、500万円（購入・売却費用別）のマイナスということになるからです。

現在、日本には13％の空き家がありますが、将来は更に増大することが見込まれ、日本の不動産は｢価値が落ち続ける住宅」と｢価値が落ちない、落ちづらい住宅」とに二極分化していくことが予想されています。

立地や、省エネなど住宅の性能について吟味し、後者の住宅を選ぶことが非常に重要です。

※参考：新築造り過ぎニッポンが迎える「空き家40パーセント時代」
http://diamond.jp/articles/-/13939


●貸すことも想定してみる

｢売る」という選択肢の他に｢貸す」ことも検討してみてはいかがでしょう。

※参考：マイホームを買った後の「不測の事態」にどうやって備えるか
http://diamond.jp/articles/-/13792

●ローン額の違いによる金利負担の差も考慮

厳密には、ローンの差額による金利負担も比べる必要があります。ローンシミュレーターで、借入額の違いによる金利負担の差額なども考慮にいれてください。

住宅ローンシミュレーション（返済額） - イー・ローン
http://www.eloan.co.jp/sim/homePayment.php

先にご紹介したコラムは、手前味噌ながら私のものですが、以下がコラムのバックナンバーです。お時間のある際に、参考にしていただけますと幸いです。また｢知恵ノート」では、住宅売買のノウハウについてコラムを書いています。

※マイホームはこうして選びなさい バックナンバー
http://diamond.jp/category/s-myhome_book

※知恵ノート（不動産コンサルタント 長嶋修）
http://my.chiebukuro.yahoo.co.jp/my/myspace_note.php?writer=yc_nagashima

お答えになりましたでしょうか？ya34567yaさんと不動産との関係が幸せに結ばれますよう、心よりお祈りしています。

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