教えて！住まいの先生

yamazakurakuraさん、はじめまして。建築設計・ホームインスペクション（住宅診断・住宅検査）を行っている建築士の鈴木と申します。

心中お察しいたします。
本来であればyamazakurakuraさんがお書きになっているように、見積書と共に工程表を提出して頂いた上でその業者に依頼するかどうか検討し、依頼するのであればきちんと契約書を交わした上で工事を始めてもらうべきでした。職人さんの空いている日に工事を行う前提だったので安い見積書が出せたのかも知れません。契約書には最低でも、金額、工期、支払い条件、遅延の場合の対応についての記載が必要であったかと思われます。

しかしながら現状では（リフォームの場合は特に）契約書を交わさずに進めてしまうこともあるようです。契約社会に馴染まない昔ながらの日本的な習慣かもしれませんが、トラブルが起きた際には何かと困ることになります。

まずは会社の社長に電話してみて下さい。文面からは過去に工事を依頼していたことなどからその会社に対して信頼や安心感があったように思えますし、現段階での仕事については満足されているようですので、ケンカ腰や詰問調ではなく、あくまで冷静にこれまでの経緯や担当者のこと、今後の工程について確認してみて下さい。相手にとってyamazakurakuraさんは二度も工事を依頼してくれた大切なお客様です。もしかしたら社長が状況を把握していないことも考えられます。

お金のことについてですが、契約書を交わしていないことは実は施工者側にとっても困ったことになるはずです。「請求書？私は見積書はもらったけど、工程表も頂いてないし、ましてや工事を始めて下さいとも言ってませんよ。契約もしてませんよね。」と言われたらどうするつもりなんでしょうね？yamazakurakuraさんは争い事をせずに解決されたいとのことですので、こんな事を言う必要はありませんが、実は施工者側も弱い立場なのです。担当者（はあまりしていないかも知れませんが・・・）や職人さんが仕事をしたのに工事代金を受け取れなかったら困りますので。

社長とお金のことも含め今後について話し合ってみて下さい。きちんと工事が完了し、出来上がりに納得したならば、請求書を提出してもらって支払いをすれば良いと思います。基本的には見積書以上の金額を支払う必要はないと思います。遅延に対してかかった人件費は支払う必要はないです。本来、契約をしていればペナルティーになる内容ですので。

何はともあれ遠慮なさらず社長とお話しをすることが先決かと思います。
参考になれば幸いです。

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