教えて！住まいの先生

goku3bz42さん、はじめまして。建築設計・ホームインスペクション（住宅診断・住宅検査）を行っている建築士の鈴木と申します。

以前住んでいた鉄骨造のお部屋の遮音性能が悪く快適ではなかったので今回はＲＣ（鉄筋コンクリート）造のお部屋を探しているということですね。検討に当たっては現在の住人に住み心地を聞いてみたり、図面を借りて確認したりと慎重で素晴らしい姿勢だと思います。

さて、御質問の件ですが、図面から読み取れる情報は「壁の厚さが125+125＝250㎜で表面材がＰＢ（プラスターボード＝石膏ボード）である」ということのみです。ＰＢと書いてある訳ですから「コンクリートに直接壁紙が張られている」とは考えにくいです。250㎜という厚みからコンクリートに何らかの（軽量鉄骨＝ＬＧＳでしょうか？木製下地はあまり使わないと思います）下地を組んだ上で石膏ボードを貼り壁紙で仕上げてあるのではないかと思われます。

また鉄筋コンクリート構造だからといって必ずしも戸境壁がコンクリートで出来ているとは限りません。特に高層マンションの場合など建物の自重を軽くするために耐火遮音間仕切壁を採用することもあります。
http://yoshino-gypsum.com/kouhou/taika/taika05.html
また高層でなくても将来の間取りの変更が可能なように（例えばワンルーム住戸2部屋をつなげてファミリータイプや高齢者用に変更するなど）敢えて耐火遮音間仕切壁を採用する場合もあります。

叩いた音の感じですが、コンクリートと石膏ボードの違いは分かると思いますが、同じ石膏ボードであっても下地によっては異なる感触になると思われますので、可能であれば不動産屋さんに壁の構成（表面材のＰＢの厚さ、下地の材料、下地の厚さ等）を確認してみたらいかがでしょうか？

参考になりましたら幸いです。

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