教えて！住まいの先生

はじめまして、ホームインスペクション（住宅診断、住宅検査）を行っています、建築士の林と申します。どうぞ宜しくお願い致します。

柱脚において、筋かい端部とホールダウン用のアンカーボルトが取り合う場合、と想定してお答えします。

まず、筋かい端部金物は、柱と筋かいを緊結するだけのタイプ（横架材には固定が必要ない）を使用することで、ホールダウン金物と干渉しにくくなると思います。例えば、下記のような金物がよく使われています。

http://www.tanakanet.jp/contents/product/sujikai/sub1ct.html

また、多くの筋かい端部金物は「内使い取付け」できますので、便利です。「内使い取付け」されている写真が、下記のホールダウン金物の施工例の中にありましたので（見切れていますが）、ご参照ください。筋かい端部金物の柱側の取り付け位置が、筋かいで隠れてしまうような取り付け方法になります。

http://www.kana-e.co.jp/contents/hp0023/list.php?CNo=23&ProCon=604

耐震等級が３の場合でも、アンカーボルトなどひとつひとつの金物の取り付け方法が特に変わってくるわけではありません。ただし、必要となる金物の数は多くなり、柱頭・柱脚などで金物どうしが干渉しやすくなりますので、より注意が必要かもしれません。

ご質問の意図にあった回答ができているか不安ですが、少しでもご参考になりましたら幸いです。追加のご質問がありましたらお気軽にどうぞ。

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