教えて!住まいの先生

Q 以前、「イギリスは階級社会で、労働者階級は労働者階級らしく、質素に暮らしている。また、労働者階級の家には本もあまりない。イギリスで本を読むのはもう少し上の階級」、

「イギリスの田舎暮らしは本当に退屈で、実際に行ってみたら驚く」というような話を聞いたことがあるのですが、ストリートビューでスコットランドの田舎を見る限りでは、住宅街には新興住宅街のような雰囲気があり、家は新しく小奇麗で、車もBMW 3シリーズなどを見かけ、特別生活水準が低いというような印象は受けませんでした。実際はどうなのでしょうか?イギリスの、特にスコットランドなどの田舎の人たちは、どのような暮らしをしているのでしょうか?
質問日時: 2014/6/12 22:59:10 解決済み 解決日時: 2014/6/27 04:13:58
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A 回答日時: 2014/6/27 04:13:58
サッチャーさんが首相になった時に階級制度の垣根を取っ払ったので、35年前のような明らかな階級の差はありません。
実は存在するんですけどね。

たとえば、37しかなかった大学(ユニバーシティ)には基本的に上流階級と中流階級の子供しか通っていませんでしたし、彼らが大人になって社会を動かしていました。

労働階級の子供達は16歳になったら学校を終え(イギリスではスクールに卒業はなく、16歳になったら通う義務がなくなるだけです)、そのまま働きに出ていました。

労働階級の子供達がスクールを終えた後に進学する場合、ポリテクニックやテクニカル・カレッジと呼ばれるところに行っていたのですが、いまは大学(ユニバーシティ)に名称変更しているところがほとんどで、ユニバーシティ・グラジュエート(大卒)がゴロゴロいます。
(私はポリテクニック時代を知っているので、大学と聞くとつい名前を確認してしまいます。(苦笑))

サッチャー政権の前は、家を買える労働階級の人達はほとんどいなかったのですが、We are all WORKING class.みたいなスローガンと共に、国民が自分の家を持つことを推進するために、それまでは賃貸だけだった区営/市営住宅(カウンシル・ハウス/フラット)をバカみたいに安い値段で買えるようにしました。

この政策は、その場で手に入れるキャッシュの効果は大きかったですが、10年もしないうちに「住むところが必要な家族が住む家がない」という問題を引き起こし、80年代後半の時点で「土着の白人は身障者でもない限り、絶対に住めなくなりました。

サッチャーさん効果は、ものすごかったみたいで…
当時は「嫌いなオバさん」でしたが、30年前と今のワーキング・クラスは同じ人種と思えないです。

シャネルやヴィトンを持ち歩く労働階級者…
時代が変わるってこんなことなんだなぁって驚きます。
30年前だったらお店に入れてもらえなかったんじゃないかと…
そもそも、高級ブランドなんて知らないような人達だったし。

一事が万事、そんな感じで、イギリスは大きく変化しましたねぇ。
目には見えないことですし、日本には階級制度がないので、理解するのは難しいと思いますが…

田園地帯みたいな田舎はお金持ち(中流階級)が多いですよ。
元は地主さんとか多いですから。

話し方が違うので、イギリスに長く住めば階級を言い当てるのは難しくありませんが、食事をすると一発でわかります。

食事が終わったらフォークとナイフは12時がイギリスの正しいマナー。
4時はヨーロッパのマナーなんですが…
労働階級の人達は正しいマナーを知らないので、ブランド物を着て高級なレストランで食事をした後…
フォークとナイフが4時。
(まぁ、持ち方がおかしい人が多いから、食べ終わる前に分かるんですけどね)


余計な話が長くなりましたが…

イギリスには働かなくても悠々自適に暮らせる大金持ちもいますし、コネ社会は日本以上。
超一流会社の社長の息子とでもなれば、息子の後ろにある取引のある会社やビジネス界では有名な人達とのコネが欲しい会社がゴロゴロ。
どこにでも就職できるんですよ。(笑)

日本の格差なんて可愛いもんです。
日本人は色の差別を気にしますが、実際は人種差別なんて存在しないに近いですが、階級差別(っていうのは大げさだから、区別?)は根が深いし、気軽に質問して良い内容ではありません。
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A 回答日時: 2014/6/17 17:12:52
例えば日本でもダンボールをハウスとして生活している人がいますよね。
それと同じでどこの国にも貧しい人は居ます。
だから一概に田舎の人がどんな暮らしをしているとは言えません。
ちなみに識字率は日本、イギリス共に世界23位です。
これは老人が読めないのをカウントしてるからだと思います。
ちなみに大正元年生まれの私の祖母も字は読めませんでした。
だから一色たんにまとめて考えるのはどうかと思います。
ただ、イギリスでは質素に生活すると言う教えは昔からあるようです。
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A 回答日時: 2014/6/14 23:08:39
もともと、貴族や富裕な紳士階級はロンドンよりも田舎の邸宅が住むことが多く、ロンドンには別邸タウンハウスを持つ人が多かったです。

ロンドンで、毎日働くような人は上流階級とは言えず、あくまでのんびり田舎で趣味や好きな人は勉強で暮らす有閑階級が上流だったのです。

超多忙な大会社社長や財界人は日本やアメリカアメリカの様に上流ではなく、あくまで働き蜂で、女王蜂とその取り巻き蜂クラスより格は落ちます。

英国社会では、今でも経済的成功者で世界的実業家バージン航空のブランソン社長を上流だと思う人は誰もいないでしょう。 また、芸能人や音楽家はあくまでも河原乞食で、人を楽しませるためにいる人たちで下に見られます。

但し、近頃は表面的には大変に変化し下層階級の人たちの身なり、持ち物も変り一見ブルジョアジー階級と見える人が増えてきましたが、一皮下は昔と大差ありません。
日本でも祖父やその前の代から結婚式は帝国かオークラだった、戦前から三越高島屋の帳場掛売りを持っている、祖母、母、嫁は学習院か聖心出だというような家庭の人は、地味でマスコミ等には一切出てこないが、まだ隠然とした影響力を持っている、それと同じですが、スケールは英国の方が、遥かに大きいです。
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A 回答日時: 2014/6/12 23:01:41
年と共に社会の状況も変わってきていることがひとつと(階級に関する意識が強い国なのは事実ですが、より古い時代と比較すれば緩やかになっています)、田舎=下層階級とは限らないからです。
元々が、身分が高く資産もある人々は、「労働しない」のですから、梗概に贅沢な家屋を持って、のんびり暮らしていたわけです。下層の人々こそが、都市部で厳しい環境で低賃金の労働に就いていました。
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