教えて!住まいの先生

Q 防衛装備移転三原則について メリットとデメリットを教えてください

質問日時: 2014/10/7 22:38:31 解決済み 解決日時: 2014/10/14 21:48:29
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A 回答日時: 2014/10/14 21:48:29
メリット
*日本の防衛装備品を安価に調達できるようになる
→装備品を生産する国内企業が輸出を視野に知れてスケールメリットによる濾すただ運を行うことができる
→同様に国際共同開発などで開発コストを圧縮できる
*それでいて国内の防衛産業を保護できる
→単純に装備コストを圧縮するには輸入に頼ることになり、そうなると国内の防衛産業に金が流れなくなり技術者の確保ができなくなるが、それを防止することができる
*国際共同開発に参加することができる
→F35に見られるように昨今のハイテク兵器を単独で開発できるのはロシアや米国(将来的には中国・インド)といった大国くらいに限られ、それ以外の国々は共同開発する以外に対抗する術がないため、どうしても参加が必要になってくる
#米国ですら国際共同開発にシフトしつつありますし

デメリット
*平和憲法との兼ね合い
→武器・軍事技術の輸出は間接的に紛争に加担することにもなる
*国内の技術が海外に漏出する
→製品の輸出だけでなく技術移転を伴う場合は技術やノウハウが海外に漏れることにもつながる
(ただし海外から技術を吸収できるという可能性もある)
*将来の仮想敵国に自国の武器や軍事技術を提供することにつながる可能性
→当然広い範囲の国々に武器や軍事技術をばらまけば、将来的にその武器で日本が攻撃されるリスクを生むことになる


ちなみに、デメリットについては、いろいろと防止策が考慮されてはいますが、一度外に出てしまった技術・製品は、日本の管理下から外れてしまうので、日本の思惑が届きにくくなるのは言うまでもないので、ゼロにはできません。

とはいえ、デメリットがあるからと言って、今までのように鎖国状態を続けていたのでは、世界から取り残されてしまうのも事実ですし、だれが何と言っても防衛力は必要悪ですから、完全に放棄することなんてできるわけがありません。
完全にアメリカの属州になるといった選択肢以外であれば、どうしても周辺国をリードできるだけの軍事的優位性というものは必要でしょう。
日本の国力では、数で周辺国より優位に立つということは無理ですので、質で上回るしかないわけですね。(太平洋戦争が物語っている通り)
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質問した人からのコメント

回答日時: 2014/10/14 21:48:29

詳しい解説ありがとうございました

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