教えて！住まいの先生

住宅業界に革命を起こし続けてきた会社です

① プレカット
木造軸組住宅として、全棟工場生産化（プレカット）を日本で最初に実行。
今では当たり前になっているプレカットを最初に採用したのは一条工務店です。
日本中から建築会社はもちろん、製材所からも見学が来たそうです。
製材所に対しては、製材だけにかかわるのではなく、建築会社として建物の供給まで行うほうがいいとアドバイスをして、一条○○という会社を進めました。
② 耐震性
まだ建築基準法の耐震基準が甘かったころ、東北にて大規模な震災が起こりました。
一条工務店がまだできた直後。どういう家を建てるべきか、東大に赴いたのですが、東大でも今現在研究中の課題。
農学部の研究室に社員を一人在籍させて共同で研究。
当時の東大には実大実験を行う資金がなかったため、一条工務店の敷地にて、一条工務店の資材を使って、世界で初めての木造軸組の耐震実験が行われました。
もちろん、国としての実験だったので業界から多くの方が見学に来た公開実験。そのデータもすべて公開されました。
③ 阪神大震災 ⇒ クローゼットの標準化
一条工務店は全半壊０棟
地盤の弱い長田区の建物にいても、外壁の破損、瓦屋根の落下、柱の傾きはないのはもちろん、窓ガラスの破損さえありませんでした。
入居者のおばあちゃんが地震の時間帯、トイレに行っていたそうです。
「和室に戻ったら、タンスがふとんの上に倒れてきていて、寝たままだったら大けがをしていた」という話を聞いて、全商品クローゼットを標準化、婚礼家具も安全に保管できるようウォークインクローゼットも追加料金なし
④ 阪神大震災 ⇒ 古い基準で建てた過去の建物をすべて無償で耐震補強を実施
⇒ 耐震補強を行う際、家具が倒れないように柱への固定作業も行いました。
⑤ 阪神大震災 ⇒ 戸建て住宅の免震住宅の開発
すでに戸建て住宅に免振工法はありましたが、１０００万円を超える金額。
一般の人が購入できるようにブリヂストンと共同開発。建築基準法の改正まで行いました。
⑥ 他社に先がけて高気密高断熱工法を開発
もちろん、スウェーデンハウスをはじめとして高気密高断熱に取組んできた工務店は全国各地にありましたが、それを住宅業界の進むべき道として大手ハウスメーカーの中で進めてきたのことが、業界の状況を変えてきているのは事実です。
⑦ 東日本大震災において、想定外の揺れがあったことを確認。
過去に免振工法で建てた建物すべてのすべりのプレートを無償で交換しているそうです。
今まで住宅業界は、一条工務店と同様の行動を続けています。
プレカットの導入
耐震強度をあげる
免震工法の販売
建物の断熱性、気密性をあげる

他社と大きく違う点は、
他社の場合
「売り上げを伸ばすために安売りの商品から高額商品に幅広く商品化していく」
「様々な要望に応えるために、様々な外観間取りを提案し、複数の商品を販売」
「ホテル事業、ホームセンター、高層ビル、住宅と関係の少ない部分に投資。」
「棟数が減少する中、工場の稼働率を少しでも補うため、TVCMや値引きをおこなう」
一条工務店の場合
「購買層を限定。」
「構造はもちろん、サッシ、ユニットバス、キッチンまで自社生産」
⇒ ユーザーの選択肢は狭まるが、その分原価を下げることが可能
「投資先はあくまで住宅の性能UP」
「リスクの高い部分には手を出さない」

TVCMもせずに、値引きもせずに、着実に棟数をあげています。

TVCMや値引きをすることで、極端に棟数を伸ばしてしまえば、資材の供給が間に合わなくなったり、現場の職人さんの確保が間に合わなくなったり、現場の管理が難しくなってしまいます。
安定した売上げが伸びているから、より良い職人さんが集まる環境ができていきます。

画像は阪神大震災 長田区の家

• 参考になる：1
• ありがとう：0
• 感動した：0
• 面白い：0

この質問が不快なら

予想以上に高くなると思います。

• 参考になる：0
• ありがとう：0
• 感動した：0
• 面白い：0

この質問が不快なら