教えて！住まいの先生

はじめまして、建築設計・ホームインスペクション（住宅診断・住宅検査）を行っている建築士の鈴木と申します。

金属製の金物は火打金物といって、風や地震の力で水平方向の小屋組みが変形しないようにするためのものです。
また、添付写真中央付近で火打金物が斜めの板に固定されていますが、この斜めの板は雲筋交いといって、これも小屋組みの変形を抑えるために設置する部材です。（主に鉛直方向）

ただ、雲筋交いは釘2本程度で梁等に固定される部材なので、火打金物に強い引き抜きの力が働いた場合は雲筋交いごと火打金物が引き抜ける恐れ*がありますので、施工会社様に適切に手直しをして頂くことをお勧めします。

以上、参考となりましたら幸いです。


*：仮に、火打金物を15mm厚さの雲筋交いを挟んで65mmのビスで留めたとすると、50mmしか梁にビスが効いていないため本来の性能を発揮できない恐れがあります。

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