教えて!住まいの先生

Q ALCにプラスターボードのGL貼りって問題ありますか。教えて下さい。

質問日時: 2009/4/4 22:07:55 解決済み 解決日時: 2009/4/8 08:15:19
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ベストアンサーに選ばれた回答

A 回答日時: 2009/4/8 08:15:19
主には音の問題と動きに追従しない問題があります。
確かにGLのカビの話もありますね。ボンド自体が防カビ添加などカビの発生しにくい成分に変ってますけどね。

音についてはALCにGL工法でPBなど板状ボードを張った場合、共鳴透過現象、コインシデンス効果により特定周波数などでの遮音性の低下が有る場合があります。ただし、共鳴透過は両面張った場合ですので外壁ではほとんど考慮対象では無いことや、これらの現象はGL工法自体の問題ですので躯体がRCであっても同様にこの問題を抱えるとはいえます。

これ以外に、ALC+GL工法というのは普通に考えるとS造に多い仕上げの形でしょうから、ALCとスラブコン止め間の隙間充填(ロックウール詰めなどですが普通結構雑ですよね)が十分で無い場合など、階層を超えての音道になる可能性などもあります。これは平面でも同様。

追従の問題については、ALC外壁はどのような工法でも基本的に動いて変移を吸収するようになっていますので、中以上程度の地震が来た場合、GL部が破断して内装壁がくしゃっと壊れる可能性が高いです。建物によりますが震度5くらいだと結構いってますね。
これを避けるには、他の方が書かれているように、内側に別途LGS壁などを組む(防音上も空気層を十分採るなら有利)事が従前はセオリーでしたが、壁がかなり内側へふいてくる為嫌がられます。これを解決する為に大分前より事務所やマンションなどの超高層用ロッキング工法内壁中心にUL工法(これは元々は商品名)などの薄型スタッドと弾性固定法でGL程度に貼厚を納める工法が次善策としてあり、ある程度の低クラスの建物以外は採用が多くあります。

下記は某メーカーですがほぼ同じ工法で吉野石膏などもULの名前で出してます。単にHPに乗ってなかっただけw。
http://www.sanyo-industries.co.jp/shouhin/sho0303/sho03031.html

GLよりコストが上がりますので、数階程度の低層での低コスト建築ではGL工法が今だ主体ですが、一応今や極普通の工法で実績はありますので上げておきます。
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質問した人からのコメント

回答日時: 2009/4/8 08:15:19

なるほど、大変参考になりました。
やはり、軽量たてた方が安心ですね。

回答

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A 回答日時: 2009/4/4 23:16:38
一般的な工法ですね。
ALCとGLボンドは相性は良い方です。

デメリットは無いことはありません。
GLボンドは硬化すると、ALCとPBを一体化させるので、
振動が伝播しやすく、騒音が伝わりやすいです。
また、カビが発生する恐れがあるので。防カビ剤を混入させるなどの工夫が必要です。
また、外壁のALCにGL工法でPBを張る場合は、
ALCのロッキングやスライディングによる動きに追従出来ないことです。
PBにクロスを貼る場合は、目地の処理を十分に行ってください。
本当は、出来れば外壁面のALCには直接GL工法によるPB貼りは避けたいですね。
(LGSを改めて内側に組んだ方が結果は良いです。)
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