教えて!住まいの先生
Q 賃貸マンションで鉄筋コンクリートのマンションということで入居したのですが、四隅に柱や梁がないのですが、本当に鉄筋コンクリートのマンションなのでしょうか? 壁叩くとコンコンと軽い音がします。。。
質問日時:
2023/1/25 14:45:22
解決済み
解決日時:
2023/1/28 07:36:11
回答数: 3 | 閲覧数: 284 | お礼: 25枚
共感した: 0 この質問が不快なら
回答数: 3 | 閲覧数: 284 | お礼: 25枚
共感した: 0 この質問が不快なら
ベストアンサーに選ばれた回答
A
回答日時:
2023/1/28 07:36:11
「鉄筋コンクリート造」だとか「鉄骨造」とかいうのは、建物の主体構造(人間で言えば骨格にあたる部分)を分類する名称であって、一概に『この建物は鉄筋コンクリートでできている』と言っても、骨格の形状は様々だし、その骨格が外観的にどのように見えるのかにも建物ごとの違いがある。他の回答を見渡すと「鉄骨造なら必ず柱や梁が目視できる」とか、「壁構造ではなくラーメン構造なら」といったコメントがあるんだが、そういう話でもない。
例えば、柱や梁で構成されたラーメン構造の鉄筋コンクリート造マンションでも、柱や梁の形が室内側に出っ張らない様に工夫されているものがある。構造部材の外形を屋外側に逃がす「アウトフレーム」と呼ばれる形式だが、室内側の整形が保たれるのと引き換えに、建物の延床面積に対して実質的に使える屋内空間の比率が確保しにくくなる等のマイナス面もあったりして、その採否は必ずしも一様ではない訳だ。だから、どのマンションでも同じような形式が採用されるとは限らない。貴方が疑問に感じるのも無理のないことで、他で見た事例と今回目の当たりにしている事例が(同じ鉄筋コンクリート造である筈なのに)見た目違うのはそういう事情があるからだよ。
それと、内観として見える壁・天井・床は建物の主体構造そのものではなく、構造部材の上に下地材を組み、その上に仕上材を貼ってあるのだから、構造部材の形状がそのまま表面に現れる訳ではない。内部空間の使い勝手を考えれば、柱形や梁形が細かく室内側に出るのは望ましくないので、なるべく内法のラインがスッキリするように下地をフカシたりして調整するのが通例なんだよ。言い方を変えれば、多少のデッドスペースが生じてでも、柱形や梁形が出ないように下地を組んで、壁・床・天井の取り合いが単純に面と面が垂直になる様に仕上げることが少なくないということ。冒頭で人間の身体を例にしたが、人間とて骨格がそのまま外見的に目視できる訳ではなく、そこに筋肉や皮膚が被さることで別の見え方をしているよね。建物の場合も、壁や天井のクロスが皮膚だとすれば、その下には脂肪や筋肉に該当する下地材や断熱材・遮音材の類があり、血管や消化器官にあたる設備配管がはりめぐらされていて、骨格となる構造躯体はその下にある訳だ。なので、見た目だけでは鉄筋コンクリート造の特徴はそれほど顕れていないと思って間違いはない。
壁を叩くとコンコンと軽い音がするのは、鉄筋コンクリートの躯体壁の上に組まれた下地や石膏ボードを叩いているからだ。あるいは、建物によっては戸境壁であってもコンクリートは使われておらず、鋼材や石膏ボードを組み合わせて耐火性・遮音性を持たせた壁体が用いられていることも多い。鉄筋コンクリート造だからと言って、壁を叩くとコンクリートの感触だという訳では必ずしもないんだよ。むしろ、昨今のマンションは断熱性や遮音性に高い仕様が求められているので、コンクリート躯体の上にクロスが直張りされている部位は殆ど無いと思った方がいいかもな。
例えば、柱や梁で構成されたラーメン構造の鉄筋コンクリート造マンションでも、柱や梁の形が室内側に出っ張らない様に工夫されているものがある。構造部材の外形を屋外側に逃がす「アウトフレーム」と呼ばれる形式だが、室内側の整形が保たれるのと引き換えに、建物の延床面積に対して実質的に使える屋内空間の比率が確保しにくくなる等のマイナス面もあったりして、その採否は必ずしも一様ではない訳だ。だから、どのマンションでも同じような形式が採用されるとは限らない。貴方が疑問に感じるのも無理のないことで、他で見た事例と今回目の当たりにしている事例が(同じ鉄筋コンクリート造である筈なのに)見た目違うのはそういう事情があるからだよ。
それと、内観として見える壁・天井・床は建物の主体構造そのものではなく、構造部材の上に下地材を組み、その上に仕上材を貼ってあるのだから、構造部材の形状がそのまま表面に現れる訳ではない。内部空間の使い勝手を考えれば、柱形や梁形が細かく室内側に出るのは望ましくないので、なるべく内法のラインがスッキリするように下地をフカシたりして調整するのが通例なんだよ。言い方を変えれば、多少のデッドスペースが生じてでも、柱形や梁形が出ないように下地を組んで、壁・床・天井の取り合いが単純に面と面が垂直になる様に仕上げることが少なくないということ。冒頭で人間の身体を例にしたが、人間とて骨格がそのまま外見的に目視できる訳ではなく、そこに筋肉や皮膚が被さることで別の見え方をしているよね。建物の場合も、壁や天井のクロスが皮膚だとすれば、その下には脂肪や筋肉に該当する下地材や断熱材・遮音材の類があり、血管や消化器官にあたる設備配管がはりめぐらされていて、骨格となる構造躯体はその下にある訳だ。なので、見た目だけでは鉄筋コンクリート造の特徴はそれほど顕れていないと思って間違いはない。
壁を叩くとコンコンと軽い音がするのは、鉄筋コンクリートの躯体壁の上に組まれた下地や石膏ボードを叩いているからだ。あるいは、建物によっては戸境壁であってもコンクリートは使われておらず、鋼材や石膏ボードを組み合わせて耐火性・遮音性を持たせた壁体が用いられていることも多い。鉄筋コンクリート造だからと言って、壁を叩くとコンクリートの感触だという訳では必ずしもないんだよ。むしろ、昨今のマンションは断熱性や遮音性に高い仕様が求められているので、コンクリート躯体の上にクロスが直張りされている部位は殆ど無いと思った方がいいかもな。
回答
2 件中、1~2件を表示
- 前へ
- 1
- 次へ
はじめまして、建築設計・ホームインスペクション(住宅診断・住宅検査)を行っている建築士の鈴木と申します。
鉄筋コンクリート造(RC造)のマンションであれば、ラーメン構造か壁式構造が考えられます。
ラーメン構造は柱・梁がありますが、壁式構造は壁(と床)で構成されますので、柱や梁は見えません。(細かなことは省きます)
また、かなり古いマンションでなければ外壁の内側には断熱材がありその上にボード+クロスがあるため、壁を叩いても軽い音がします。戸境壁(隣の住戸との境の壁)はコンクリートに直接クロスを貼るケースもありますので、その場合は壁を叩いても軽い感じの音はしません。(外壁側同様にボード+クロスの場合は軽い音になります)
一般の方がRC造かどうか見極めるのを文章で伝えるのは少し難しいですが、鉄骨造の場合は外壁を後から張るため、目地が多くなることが多いと思います。また、バルコニーや共用廊下の天井面もボードが張ってあることが多いと思います。
以上、参考となりましたら幸いです。
鉄筋コンクリート造(RC造)のマンションであれば、ラーメン構造か壁式構造が考えられます。
ラーメン構造は柱・梁がありますが、壁式構造は壁(と床)で構成されますので、柱や梁は見えません。(細かなことは省きます)
また、かなり古いマンションでなければ外壁の内側には断熱材がありその上にボード+クロスがあるため、壁を叩いても軽い音がします。戸境壁(隣の住戸との境の壁)はコンクリートに直接クロスを貼るケースもありますので、その場合は壁を叩いても軽い感じの音はしません。(外壁側同様にボード+クロスの場合は軽い音になります)
一般の方がRC造かどうか見極めるのを文章で伝えるのは少し難しいですが、鉄骨造の場合は外壁を後から張るため、目地が多くなることが多いと思います。また、バルコニーや共用廊下の天井面もボードが張ってあることが多いと思います。
以上、参考となりましたら幸いです。
A
回答日時:
2023/1/25 14:50:24
鉄骨なら必ず四隅には柱がありますが、鉄筋なら無い可能性があります。
外壁で無ければ壁は鉄筋コンクリートではありません
床は鉄筋コンクリートで防音性は高いはずですが
隣室の音は筒抜けかもしれません
外壁で無ければ壁は鉄筋コンクリートではありません
床は鉄筋コンクリートで防音性は高いはずですが
隣室の音は筒抜けかもしれません
2 件中、1~2件を表示
- 前へ
- 1
- 次へ
Yahoo!不動産で住まいを探そう!
関連する物件をYahoo!不動産で探す
-
賃貸物件
ペット可・相談可の賃貸物件を探す
-
賃貸物件
敷金礼金なしの賃貸物件を探す
-
賃貸物件
いますぐ入居できる新築賃貸物件を探す
-
賃貸物件
駅まで徒歩5分以内・駅近の賃貸物件を探す
-
賃貸物件
デザイナーズマンションの賃貸物件を探す
-
賃貸物件
リノベーション賃貸物件を探す