教えて！住まいの先生

本気で購入を検討しているということでしょうか。
そうでしたら売りに出している不動産屋に購入前提で問い合わせれば、購入話がある程度進んだ段階で、重要事項として説明しなければならない事柄で、知っている情報は、プライバシーを侵害しない限り隠さずに教えてくれると思いますよ。

本気で買う気が無いのでしたら他人の家庭事情や懐事情をのぞき見るなんてのは悪趣味以外の何物でも無いのでやめておかれることをお勧めしますが。

購入に意欲はあるけれど、不動産屋に連絡する前にある程度の事情は知っておきたいということでしたら、全く物件情報を知らない知恵袋の回答者に聞いても、インチキ占い師の占い程度の情報しか手に入りません。でも、ご質問にあるような事柄は、その土地と建物の登記情報を法務局で取り寄せれば、おおよそですが想像はつくかと思います。

質問１については、住宅ローンを使った場合、いくらのローンの抵当権が設定されているかが登記情報に書かれているので、ローン総額はそれでわかります。ただし頭金をいくら入れたのかは書かれていないので、その額が家の新築価格と一緒とは限りませんが、少なくともその額以上である事だけは確認できます。

月々の返済額も書かれてはいませんが、一般的にはいくらくらいかを想像することは可能ですので、おおよその残額も想像できます。

実際にはその額がおおよそわかったとしても中古物件の売値とリンクすることはまずないので、そこから現在の物件の価値を逆算するようなことはできません。ほとんどの住宅ローンは、10年位じゃ、土地は先祖からの土地なので建物代金だけという場合や頭金を半分入れていたなどという場合を除いてほとんどの場合はオーバーローンです。

実際の中古相場価格を知りたい場合は信頼できる不動産屋に査定してもらうよりないでしょう。

質問２は、当人に聞かなければ誰にもわからない事です。ましてや全くその家のことを知らない知恵袋の回答者では想像すらできません。ただしほとんどの人にとって家は一生に一度しか手に入らず、生涯そこに住むことが前提で手に入れていますから、その家を手放すのは、よほどの何かしら不幸なやむない事情である場合が大半です。それでも表向きは恥ずかしいので転勤で引っ越すことになったとか、息子が大きな家を建てたので同居することになったなどと嘘の言い訳をしますが。

質問３は、こちらも登記情報に書かれています。そこに不動産屋に売却したという情報が書かれていれば、抵当権登記も抹消されているはずなので、ローンは完済しています。

不動産屋には売却しておらず、売った代金で返済しようとしている場合は抵当権設定登記はそのままになっています。その場合、不動産屋には売却の仲介を依頼しているだけになります。

融資先などから差押え登記がされている場合もありますが、その場合はいずれ近いうちに競売にかけられます。今は競売前の任意売却物件として不動産屋が買主を探している段階になります。

完済しているのなら、別の場所に新築して再度住宅ローンを組むことは可能ですが、年齢的に返済期間が最長でも10数年と、かなり圧縮されるので厳しいことになります。その歳で買い換えは、よほどの資産家でもない限り難しいでしょうね。

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