教えて！住まいの先生

確かに軽量鉄骨造よりは響きにくいはずですが、だからといって安心できるものではありません。

一応構造としては
・木造
・軽量鉄骨
・重量鉄骨
・鉄筋コンクリート造（ＲＣ）
・鉄筋鉄骨コンクリート造（ＳＲＣ）
の５つでしょう。

私は駅近とか、条件があるのであれですが、一軒家に住めばいいじゃないですかっていうことを思う。
木造が多いですが、隣人ガチャはないし上の階や下の階がうるさいなんてことは起こりえない。
あえていうなら、車の音とか子供の声とか、お隣さんが変な人なんて事もないわけではないですが、アパートより良いと思いますよ。
家賃も安いところ多いですし、少し交通の便は悪いかもしれませんね。

とはいえ、まぁー好みもあるので・・・当たり前ですがＳＲＣ造が耐震性・防音性は高くはなります。
ＲＣだって悪くはありませんが、あくまでも構造体の話なので、そのあとどういう風に壁や天井・床を作ったのかによって差は生まれます。

またＲＣ・ＳＲＣ造は基本的にマンションで採用されるものです。
最上階だと上からの騒音には悩まされないが、別に下から騒音だってありますからね。
建物は壁や天井を震わせるものですので、下の階の人が物を落としても上の階にもその振動や音は別に伝わってきます。
また上の階にいくほど、材料やコンクリート厚は薄く軽くなります。
でないと重みで建物がつぶれてしまいますからね。

同じＲＣでも耐震性がクリアできていれば薄くすることもあります。
薄くすればするほど部屋の間取りだって広くできますからね。
元々アホみたいに分厚い壁でもないので、どちらにしてもある程度の厚みしかなく、どうしても音を遮断する力はないです。

それこそ本気で防音する為にはコンクリートの厚みに加えて、防振ゴムなどを使って振動を軽減する装置を壁や天井に設置し、追加で遮音層や高い防音性能を発揮する素材を使わないと限度があります。

世の中には防音マンションなんてあり、1室だけ設置しているケースもあれば部屋全体を防音しているケースもあります。
部屋全体を防音するには1部屋数千万円の工事が必要になりますので、一般的ではありませんが・・・一応は存在します。
家賃がすごい高いですけどね。
私も引っ越しをよくするので、たまに調べたりしますが防音室ありの2DKで35万で完全防音で50万。
やっぱ高いなーってなりますからね。

だからやっぱり住んでみないとわからないっていうのはあります。
不動産は大体17時くらいまでの営業ですが、夜にわざと内見させてもらえるようにしてもらうのも手です。
また壁だって、ただのボードかもしれないし、空洞かもしれない。
同じＲＣでも昔ながらの手法は全てコンクリ壁で窓が小さいとか部屋がせまいとかデメリットもありますがしっかりしています。
逆にそこまでしなくても耐震性に問題がない場合は、どんどん軽量化されたり住居環境をよくするための技術は進歩していっています。

ですが、そうなると隣人との壁っていうのはコンクリではなく、後付けの壁となるんですよ。
大きな空間を3分割とか2分割にして部屋にしちゃいましょうってことですね。
そうした際に壁はあればいいよね。安く済ませちゃおう。ってすると薄いし防音性もないし、断熱性もない。
ほんとうに壁があるだけってものができます。

タワマンの高層階などは無条件で壁が薄くしたり重量がかさむので、話声が貫通するなんてこともありますが、そうでなくても工賃をかけたくないっていうのもわかりますからね。
それだけで数百・数千万円違ってくるんですから、物件選びは大切です。
不動産の職員なんかは上辺だけの知識しかなかったり、本職は不動産なので建築知識はないくらいで思っていた方がいいですよ。

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