教えて！住まいの先生

住宅用ではありませんが、太陽光発電の設計 他をしています。

問題点が３つ有りますので、別々に考えましょう。

１）１つ１つのスイッチを確認したら配線がゴチャゴチャだった事が判明。
解決策としては、
A)我慢して（見なかった事にして）そのまま使い続ける。
問題点：ブレーカが落ちた場合、不良個所を探すのが大変
B)改修費用をかけて、配線をやり替える。
問題点：電気工事店と内装業者に発注する必要あり

２）今回太陽光を入れて非常時に通電をリビングキッチンのみ生かせる選択をしたのですが
非常時 という事は、停電をしたとき という考え方ですよね？
家庭用太陽光発電設備は、停電時（非常時）に電力を供給する事が可能です。
しかし、書かれている様な使い方は出来ません。
・非常時に使用できるのは、パワコン本体外側に付いているコンセント1つ分だけです。
・使用できる電力は、1500VA (15A)までで、それ以上の電力を使用する機器を接続して使うと、容量オーバーでパワコンが停止します。
・通常は、売電をなされていると思いますが、それはパワコンを自動連係モードにしているからです。非常時（停電時）には、それを単独運転モードに手動で切り替えてやらねばなりません。
・電力会社からの電力が復帰した場合、単独運転モードから自動連係モードに手動で切り替えないと、売電は再開されません。

家庭用太陽光発電設備は、停電時にはあくまでも「非常用電力」であって、
冷蔵庫への電力。スマホ機器への充電などの単独機器への電力供給が可能なのです。
特定の部屋へ電力供給出来るほどのパワーは有りません。

３）戸建てのブレイカー表記と配線について
その住居購入されてからどの程度の期間が経過しているのか不明ですが、建設・販売した、建設会社に無償回収を求めましょう。
電気配線が、正確に行われていない。それは不良品です。
配線が設計通りに行われていないため、一部の回路に過電流が流れているかもしれません。
それは、決してプロの仕事では有りません。
その建設会社が応じないのであれば、消費者センターにその状況を知らせる。
弁護士を通じて裁判をする。
等も考えた方が良いでしょう。

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