教えて！住まいの先生

建築関係者です。

まず、マンションは立地と管理で決まります。立地というのはほぼ学区といってもいいほど、人気の学区で品薄感のつよい立地でなければ、将来的に売却される際にものすごく価格が低くなります。
価格的に都心ではなさそうですし、戸建てのほうが人気がある地域だと思われます。その場合、１５年を過ぎるとほとんど値段にならない場合もあります（私のすんでいる金沢の事例ですが）ので、そういう意味では土地の価格が安定している戸建てがよいと思います。

年収から算出して他にローンがなければ特に厳しい感じは受けません。

日中、家にいらっしゃらないのであれば、日当たりはあまり気になさらなくてもよい気がします。
ただ、地域によっては気温や湿度の問題もありますので、建築される際にはその点を注意して探されたほうがよいと思います。（結露は一部を直しても改善されませんし、全改修は新築のほうが安かったりします。壁内結露は構造をいためるため非常に危険です）

土地の向きに対しては、お隣の窓の位置やロケーション、建築規制など、現場をみていないとコメントができませんが、北向きは北向きにあった間取りプランにすればよいと思います。


追記

地域によるのですが、売却時の価格の違いも一度ご検討されてみるのもよいかもしれません。

参考になればよいのですが、私の住んでいる石川県や近隣の富山県では持ち家率が非常に高いのですが、土地の価格があまり高くないため戸建に人気が集まり、中古のマンションは繁華街の中心地や学区の人気がある所でなければなかなか売れません。古いマンションは賃貸に出すしかなく、入居者にとって賃貸であれば共有部分がどうしても管理できなくなりますので、都心にあるような分譲らしい雰囲気も感じられません。
ご相談者様の築浅の中古マンションが２割ほど値引きをしてもらえるというのも、売れないからだと思うのです。
東京や大阪などの大きな都市では戸建てに手が届かないという観点からマンションを購入される層がありますので転売もしやすいのだと思います。

マンションを購入されれば、ローン借入も少なく済むので、総支払額はものすごく少なくなると思います。
もっと値切るチャンスも残されてそうです。
ただし、賃貸よりはましだというスタンスで、他室に賃貸だしが増えるとお住まいになる方の雰囲気も大きく変わることもご理解されて、その時に引っ越しをする貯蓄をする必要はあると思います。
よくあるパターンとして、定年後ご実家に帰られる場合などはマンションでよいように思いますが、お子様の進学の問題も含めて長期的なライフプランを立てる必要がありそうです。
定年後も長らくその地域にお住まいになるなら、戸建をお選びになる方が良いと思います。

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