教えて!住まいの先生

Q 欧米と日本の住宅の耐用年数が随分違いますが、それは家の”材料/素材/工法”が違うからなのでしょうか?

だとすれば、欧米の住宅はどんな所が日本と違うのでしょうか?

日本の住宅の余りの短さにいまいましくもなります---。

以下は参考の為の引用記事です。**************************

● 住宅の平均耐用年数はイギリスで141年、アメリカは103年、ドイツは79年ですが、日本はたったの30年。資産としての目減りが海外よりはるかに早い。しかも、日本の全住宅の2割は空き家で、供給過剰に陥っている。空間利用を考えても、ニューヨーク・マンハッタンの住宅地域の平均容積率631%と比べると、東京23区の平均容積率は136%で、まだまだ都市部にも開発余地があります。将来の人口減少も考えれば、今後、日本の住宅が値上がりすることはあり得ないと考えるべきです。

※週刊ポスト2010年12月10日号
質問日時: 2012/2/26 11:31:28 解決済み 解決日時: 2012/3/4 12:01:04
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ベストアンサーに選ばれた回答

A 回答日時: 2012/3/4 12:01:04
こんにちは


>住宅の平均耐用年数はイギリスで141年、アメリカは103年、ドイツは79年ですが、日本はたったの30年

このデータは、大分前に発表されたデータだと思いますが、先の方が書かれているように「平均耐用年数」というものに定義付けがないので、じつは住宅業界に上手に利用された作為的な記事なんですよ

「耐用年数」と言う言葉が使われているため、なんだか老朽化して住めなくなるまでの年数というふうに勘違いしてしまいそうですが、じつは生活態様に家が合わなくなってしまい、建て替えのためにまだ住める家を解体してしまうものがほとんどなんで、ものすごく短い30年と言う年数が出され、業界はさも30年を超えた住宅は老朽化した住宅だから建て替えろというように迫るのです

戦後建った家は、高度経済成長期に旧来の古い時代の建物から急速に欧米風の建物にシフトしてきました、広間を有した襖を取っ払えば大きなワンルームになる、法事から何からなんにでも使えるような和風住宅から、ダイニングと個室を備えた洋風住宅に急激に変化しました

それとともに、茶の間で平テーブルを囲んで家族全員で正座して食事をしていた生活様式は、ダイニングテーブルで椅子に座って食事をするように変化し、生活そのものが大きく変化しました

その過程で平成となった現在では、戦後建った家では生活しにくい、生活にマッチしないという現実があり、多くの家が解体されて建て直され、「平均耐用年数」を押し下げているのです


近年では「100年住宅」だとか、「長期優良住宅」なんて言う言葉が聞かれるようになりましたね、これは今までの家の在り方を見直して、構造部分と内装部分を別々のものとして考え、構造部分は長期にわたり健全性を維持できるものとし、内装部分は間仕切り壁など生活の変化に合わせてリフォームで撤去したり追加したりして、長期にわたって家を生活に合わせて変化させながら、大事に使ってゆくという考え方です


欧米では時代の変化とともに生活そのものが大きく変化していないため、家と生活のミスマッチが起きにくい環境にあるというのも背景にはあるでしょう、ヨーロッパなどでは今でも石造りの古城に住む人だっているくらいです、しかしその生活は現代風ではなく昔からの生活によっていると思いますよ


以上つらつらと書きましたが、日本にだって合掌村など、100年以上前の家に実際に住み続けている状況も一部では見られます、しかしそこでは床暖房もないですし、全館冷暖房なんて言うのも不可能です、それに生活を合わせることができるのであれば、古い家でも住むことは可能です

大前提として、適切なメンテナンスは必要ですけどね


新聞記事、雑誌記事は、タイトルだけではなく、その背景を含めて読み、そしてその内容を理解しなければ、執筆者の恣意的な誘導に騙されちゃいますから、注意してくださいね(笑)
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質問した人からのコメント

回答日時: 2012/3/4 12:01:04

皆様方、有難う御座いました!ヨーロッパの家を、テレビだけですが、古い石積みの家が多々見受けられ、現在の感覚からでも全く違和感の無いどころか、それこそ素敵なたたずまいで、う~ん・・・とため息が出る位です。石を使っているから耐久性がすこぶる良いのかといつも思っていました。ヨーロッパ絵画や音楽、芸術の重厚感は住宅やカーデザインその他あらゆる分野ににも受け継がれているようで、うらやましく思っています。

回答

8 件中、1~8件を表示

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A 回答日時: 2012/2/26 13:57:55
近年の米住宅 など ハリケーンで 倒れた家みると
安普請 にみえますけどね。
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A 回答日時: 2012/2/26 13:28:50
ハウスメーカーの作るものに

左右されてしまう消費者が多いことによると思います


流行や見栄ではなく個性的な自分だけの住宅であり

メンテナンスにコストをかけていれば長持ちはしますよ

耐用年数が短いのではなく

維持することを放棄しているのだと思います


流行を作るという販売手法にのせられているだけですよ
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A 回答日時: 2012/2/26 12:40:58
住宅の寿命には大きく3つの要素があります。
単純にボロボロになって使えなくなる「物理的寿命」、仕様や機能が今では使えくなる「機能的寿命」、直して使うこと自体は差し支えないが費用が掛かり過ぎる「経済的寿命」です。
物理的寿命を迎えてしまった住宅は建て替えざるを得ませんが、日本の住宅の寿命が短いのは他の2つに理由があります。

日本の住宅が今のスタイルになったのは戦後しばらく経ってからでまだ歴史が浅いです。以前の決して優れているとは言えない住宅では今の時代に合いません。
また敷地が狭い日本では家をジャストフィットで建てざるを得ない環境にあります。住む人が変われば器の大きさが合わないという事情もあります。
時代の変化による法令の強化もあります。特に地震に関しては顕著で、今の法令の基準にあわせるべく修繕しようとすると費用が掛かり過ぎるということも挙げられます。

住宅の方に修繕しやすい仕掛けを付ければ寿命は長くなるでしょう。ただ今はそんな仕掛けをしている住宅はごく少数です。見栄えが落ちるということもありますが少なくとも長期優良住宅を含め今の住宅にはそのような配慮はありません。

住宅の各部はそれぞれ寿命が異なります。構造部だけであれば修繕さえすれば軽く30年以上持ちますが、その他の部分はそこまで持ちません。持たない部分を適切に修繕すれば良いのですが、消費文化が根底にある日本では修繕して長く使うより少し頑張って使って建て替えてしまう風潮があります。
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A 回答日時: 2012/2/26 12:38:58
ここでは建築学的なことより一般的な生活者感覚の答えをしますと。大雑把に言うと、入居後どれだけメンテナンスに手を入れ費用を掛けてるかの違いです。彼らは住んでる時は勿論、売る時、買った時にかなりの費用を掛け修理ややり変えをしてます。
※しかし、実際にリフォームして売り出されてる家を日本人感覚の目で見ると、、「え~っ!これでいいの!?」というくらい雑ですよ。彼らは細かい事を気にしませんから、、、無頓着、常に”ノープロブレム”。新築でも結構仕上がりは雑です。
人さえ住んでいれば今の日本の家なら欧米の家以上にもちます(勿論、小まめな手入れ、補修等の維持管理は必須です)。日本人はほとんど他人(業者)任せ、自分で自分の家を平素から維持管理するんだという概念が無さ過ぎです。屋根や外壁の手入れや補修は定期的にしてますか、、。シロアリ駆除は五年を過ぎてませんか、、。水周りの異常をやり過ごしてませんか、、。建て付けが悪くなったり、床鳴りがしだしたら直ぐに直してますか、、、。手を入れるということに関しては日本人の方が”無頓着”です。
ひとつだけ専門的な答えを付け加えると、少し前までの日本の家は、断熱性・気密性が劣ってました。生活習慣にも問題があります。家を傷める最大の原因である”結露対策”という概念が無いからですね。
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A 回答日時: 2012/2/26 12:04:02
簡単です!

日本と諸外国の違いは「住み替える為の制度が無い事です!」

特にイギリスには「ホームインスペクター制度」が整備されていて、
今現在の「住宅の価格」が分かるのです。

この制度が”機能”しているので「売り手」も「買い手」も安心して
「納得の出来る、売買が可能なのです」

この制度のおかげで「家の価値が落ちない様に”常に”住宅には
メンテナンスを小マメに行います」
その上で”設備品の交換”等をすれば「売る時の”価値”として加算されます」

どうです「この制度ならば」建てたままで”朽ち果てる家”も
子育てが終わって部屋数が多いので「減築する必要性」もありません。
今の家を売って、小さな家に住み替えれば良いだけです。

古くなったからと親父の家を壊して、建て替える必要性も無くなります。
古い家を売れば手元の資金になるので、そのお金で新築が建ちます。

ちなみにこのサイトが「インスペクター協会」です。
http://www.jshi.org/

参考にしてください。
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A 回答日時: 2012/2/26 11:57:44
日本は建てっぱでメンテナンスしないひとが多いからねぇ。
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A 回答日時: 2012/2/26 11:39:36
温帯モンスーン気候と大陸性気候とでは、環境が違いすぎる
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A 回答日時: 2012/2/26 11:35:20
地震大国ですからね!地震の回数、最大震度の平均値の算出も入っています。
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