教えて!住まいの先生
Q 築60年の木造住宅に100万円の耐震補強で充分でしょうか?
長文失礼いたします。
私の実家が築60年以上の木造住宅なのですが、
雨漏りがしたり、床に凹みができたりと、かなり古くなっております。
もちろん、家自体の地震対策なんて何もしておりません。
そこで、市の補助も受けて、耐震補強工事を行いたいのですが、
用意できるお金が50万円程度です。
市から半額の補助が出るそうなので、合わせて100万円の補強を検討してます。
家は下の写真に示すような平屋建てで、違う部分は、屋根が瓦で、
縁側はガラス戸がはめ込んであります。(写真はネット上から拝借)
玄関は土間で、壁が少なく、戸で部屋を仕切っており、まさに昭和の農家の家です。
完璧を求めるつもりはありませんが、こんな家でも
100万円で耐震補強して頂けるんでしょうか?
100万円の補強じゃ、あまり意味が無いですかね?
私の実家が築60年以上の木造住宅なのですが、
雨漏りがしたり、床に凹みができたりと、かなり古くなっております。
もちろん、家自体の地震対策なんて何もしておりません。
そこで、市の補助も受けて、耐震補強工事を行いたいのですが、
用意できるお金が50万円程度です。
市から半額の補助が出るそうなので、合わせて100万円の補強を検討してます。
家は下の写真に示すような平屋建てで、違う部分は、屋根が瓦で、
縁側はガラス戸がはめ込んであります。(写真はネット上から拝借)
玄関は土間で、壁が少なく、戸で部屋を仕切っており、まさに昭和の農家の家です。
完璧を求めるつもりはありませんが、こんな家でも
100万円で耐震補強して頂けるんでしょうか?
100万円の補強じゃ、あまり意味が無いですかね?
質問日時:
2014/2/28 22:27:09
解決済み
解決日時:
2014/3/15 03:53:52
回答数: 4 | 閲覧数: 7082 | お礼: 100枚
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ベストアンサーに選ばれた回答
はじめまして。
大阪・神戸・京都など関西圏でホームインスペクション(住宅診断)を行っております一級建築士の大森と申します。
よろしくお願いします。
画像と文章から推測するので違うかもしれませんが・・・
壁が少なく間仕切りを建具を使用しているとなると
在来工法ではなく、伝統工法といわれる建物かもしれませんね。
そうなると、普通の耐震診断や耐震設計・改修では出来ない可能性があります。
その場合、伝統工法を生かす木造耐震設計となり
限界耐力計算による耐震診断・耐震設計・耐震補強設計法を使用する事になります。
私は大阪府東大阪市・八尾市で耐震診断業務を行っていますが
以前、別の方がこの方法を使って耐震診断を行った際には診断費用として50万円程度
かかったのを記憶しています。
一言で耐震補強を行うといっても、まずは診断を行い
現状を把握し、その後耐震設計及び補強に進むべきだと考えますので
費用の方はかなりかかると予想されます。
市の補助を受けるとの事ですが、地方公共団体によって補助金の額や審査の方法は異なります。
耐震診断や補強工事費用の目安や方法、注意点などに関して
市役所の方にも聞いてみるとアドバイスがいただけるかと思います。
ご参考になりましたら、幸いです。
大阪・神戸・京都など関西圏でホームインスペクション(住宅診断)を行っております一級建築士の大森と申します。
よろしくお願いします。
画像と文章から推測するので違うかもしれませんが・・・
壁が少なく間仕切りを建具を使用しているとなると
在来工法ではなく、伝統工法といわれる建物かもしれませんね。
そうなると、普通の耐震診断や耐震設計・改修では出来ない可能性があります。
その場合、伝統工法を生かす木造耐震設計となり
限界耐力計算による耐震診断・耐震設計・耐震補強設計法を使用する事になります。
私は大阪府東大阪市・八尾市で耐震診断業務を行っていますが
以前、別の方がこの方法を使って耐震診断を行った際には診断費用として50万円程度
かかったのを記憶しています。
一言で耐震補強を行うといっても、まずは診断を行い
現状を把握し、その後耐震設計及び補強に進むべきだと考えますので
費用の方はかなりかかると予想されます。
市の補助を受けるとの事ですが、地方公共団体によって補助金の額や審査の方法は異なります。
耐震診断や補強工事費用の目安や方法、注意点などに関して
市役所の方にも聞いてみるとアドバイスがいただけるかと思います。
ご参考になりましたら、幸いです。
回答
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A
回答日時:
2014/3/2 16:42:49
こんにちは
守りたいのは、家ですか、命ですか?
家を残したいのでしたら、耐震補強に拘っていいと思いますが
命を守るのでしたら 方法は限定されません。
http://jp.diginfo.tv/v/12-0154-n-jp.php
↑
ビデオになっています。
製品価格は本体税抜き45万円です。設置搬入費が5万円からとなっており、
介護ベッド使用者にはシェルター型も同じ金額で提供されています。
またセミダブルタイプは50万円から販売されています。
守りたいのは、家ですか、命ですか?
家を残したいのでしたら、耐震補強に拘っていいと思いますが
命を守るのでしたら 方法は限定されません。
http://jp.diginfo.tv/v/12-0154-n-jp.php
↑
ビデオになっています。
製品価格は本体税抜き45万円です。設置搬入費が5万円からとなっており、
介護ベッド使用者にはシェルター型も同じ金額で提供されています。
またセミダブルタイプは50万円から販売されています。
A
回答日時:
2014/2/28 23:54:37
住宅診断(ホームインスペクション)をしている建築士です。
耐震については、築年数で見るより現在の家の状態を確認してそれから補強案を検討するというのが一般的な方法です。なぜかと申しますと、耐震というのは費用に応じて耐震性が上がるという性質ではないためです。仮に先に予算を決めて行う場合は耐震性を調整(大きく上げるのか少しでいいのかなど)して予算内に収めるという感じになると思います。
現状を把握するための方法として耐震診断というものを実施する必要があります(こちらも市区町村単位で補助がありますので確認してみてください)。
その結果を見て、現状からどの程度耐震性を上げるのかを決めた後に必要な工事内容が決まります。ここで初めて補強のための予算が出ることになります。
診断の結果、家の状態によっては100万円程度ではどうにも変わらない場合もあります。また、逆に診断してみたら耐震性は現在の基準と比べて遜色のない程度であるため補強自体が不要であると診断される場合もあります。
予算は決めておくことはとても重要ですが、このように補強の前には現状を把握することが必要となります。市区町村の補助ですが、耐震補強後の耐震性の評価点が1以上になる工事でないと補助が出ない場合があります。地域によっても基準に誤差がありますのでそれも確認しておくことをお勧めします。
家の状態によっては50万円や100万円でも十分効果を発揮できることもありますので、まずは現況把握のための診断を実施することを検討してみてください。
以上ですが参考になれば幸いです。
耐震については、築年数で見るより現在の家の状態を確認してそれから補強案を検討するというのが一般的な方法です。なぜかと申しますと、耐震というのは費用に応じて耐震性が上がるという性質ではないためです。仮に先に予算を決めて行う場合は耐震性を調整(大きく上げるのか少しでいいのかなど)して予算内に収めるという感じになると思います。
現状を把握するための方法として耐震診断というものを実施する必要があります(こちらも市区町村単位で補助がありますので確認してみてください)。
その結果を見て、現状からどの程度耐震性を上げるのかを決めた後に必要な工事内容が決まります。ここで初めて補強のための予算が出ることになります。
診断の結果、家の状態によっては100万円程度ではどうにも変わらない場合もあります。また、逆に診断してみたら耐震性は現在の基準と比べて遜色のない程度であるため補強自体が不要であると診断される場合もあります。
予算は決めておくことはとても重要ですが、このように補強の前には現状を把握することが必要となります。市区町村の補助ですが、耐震補強後の耐震性の評価点が1以上になる工事でないと補助が出ない場合があります。地域によっても基準に誤差がありますのでそれも確認しておくことをお勧めします。
家の状態によっては50万円や100万円でも十分効果を発揮できることもありますので、まずは現況把握のための診断を実施することを検討してみてください。
以上ですが参考になれば幸いです。
A
回答日時:
2014/2/28 23:35:42
公的な「補助金」をもらう為には、最低基準を
クリアーする必要性がありますから、
そもそも意味の無い補強工事では「補助金」そのものが
もらえないので、確実に「耐震評価」は
1.00以上(倒壊しない最低レベル)となりますよ。
茅葺屋根で「築年数60年」と言う、比較的新しい建物が
本当に個人の家として実在するのかどうか?
かなりの疑問点もありますが、この建物(写真)であれば
「耐震補強工事」が100万円ではまず無理ですね。
茅葺屋根であれば、屋根の荷重そのものは少ないのですが、
コンクリートの基礎が無いので(石立柱式なので)
まずはコンクリートの基礎を施工するのに
建物をジャッキアップして「基礎」を作りますから
最低でも基礎だけで300万円(ジャッキアップ費用込み)
更に建物の耐震補強に100万円は掛かるでしょうね。
「補足」があれば「追記」が可能です。
クリアーする必要性がありますから、
そもそも意味の無い補強工事では「補助金」そのものが
もらえないので、確実に「耐震評価」は
1.00以上(倒壊しない最低レベル)となりますよ。
茅葺屋根で「築年数60年」と言う、比較的新しい建物が
本当に個人の家として実在するのかどうか?
かなりの疑問点もありますが、この建物(写真)であれば
「耐震補強工事」が100万円ではまず無理ですね。
茅葺屋根であれば、屋根の荷重そのものは少ないのですが、
コンクリートの基礎が無いので(石立柱式なので)
まずはコンクリートの基礎を施工するのに
建物をジャッキアップして「基礎」を作りますから
最低でも基礎だけで300万円(ジャッキアップ費用込み)
更に建物の耐震補強に100万円は掛かるでしょうね。
「補足」があれば「追記」が可能です。
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