教えて!住まいの先生

Q 住宅診断・耐震診断についての質問です。 専門家の方か、実際に診断を依頼した事がある方にお答えいただけると助かります。

先日、震災で被災した家の耐震診断について質問した際、被災した家は住宅診断をして、どのような状態か把握したうえで耐震診断するのがいいという回答をいただきました。
教えていただいたとおり、まずは住宅診断をしてみようと思っていますが、費用はどれくらいかかるものでしょうか?
あとで耐震診断もしたいので、住宅診断と耐震診断、それぞれの費用について教えて下さい。
質問日時: 2016/5/11 23:16:56 解決済み 解決日時: 2016/5/19 00:56:56
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ベストアンサーに選ばれた回答

A 回答日時: 2016/5/19 00:56:56
nori1124yさん

はじめまして、新築住宅で工事中物件の第3者機関の検査員・熊本市認定耐震診断士・宅地建物取引主任者・ホームインスペクション(住宅診断・住宅検査)・震災建物被災度区分判定技術者をしています一級建築士の田上と申します。

まずは、住宅診断と耐震診断の費用をご説明するまえに、「建物の住宅診断する人を住宅診断士」といいますが、「住宅診断士」について、ご説明します。「住宅診断士」にはおおきくわけて2種類あります。

ひとつは、民間の団体が行なう講座を受講して取得出来る「民間の住宅診断士」と、
もうひとつは、国や都道府県知事が認める「既存住宅現況検査技術者」です。

「既存住宅現況検査技術者」(公的認定の住宅診断士(ホームインスペクター) )は、建築士の資格をもった者しかなれません。
御存知だとは思いますが、建築士は、建設大臣から免許を受けた一級建築士と都道府県知事から免許をうけた二級建築士や木造建築士がいます。

私は、第3者機関の新築の工事中の住宅検査や中古住宅(お住まいの住宅)の住宅診断もやっていますので、よくわかりますが、新築の工事中の住宅検査は、基礎検査・躯体検査・完了検査も目視でき、計測できますので、建築基準法等通りにやっているかの検査ですが、

中古住宅(お住まいの住宅)の住宅診断「ホームインスペクション」は、完成して長年たった住宅の診断になります。外壁・基礎・天井のひび割れとか、壁・床の傾きを報告しなくてはいけないので、やはり、機械(器具)が無くは、報告出来ませんし、今までの建築現場にたずさわった多くの経験が必要です。

決して、ホームインスペクター(住宅診断士)の試験に合格したからすぐに、出来るものではありません。また、マニュアル通りにできる物件は、ほとんどありません。

また、熊本地震のように被災した住宅を住宅診断するのであれば、なおさら今までの経験から判断する場合が多くあります。マニュアル通りの物件は、1つもありません。

私は、国交省の委託で熊本地震の被災住宅の補修住宅相談員として、5月3日から毎日、被災住宅をまわっています。そこでいろんな被災した住宅を見て、お客様の建物の補修や悩みを聞いて被災住宅の補修や建物についてアドバイスをしています。

ある人は、「避難所に避難したけど、2~3週間以上経つと、はやく家に帰りたいけど、被災した住宅に住めるのか分からないので、国交省指定の「住まいるダイヤル」のフリーダイヤルに電話した(0120-330-712)。行くところがない、仮設住宅の抽選にも外れた、ここしか住むところがない、住めるか被災した住宅がこれから来る余震に耐えるのか?どうか見てほしい!」

に答えていかなくては、なりません。被災した住宅は、けっしてマニュアル通りの建物は、1つもありません。

先ほど説明したように私は、新築住宅の第3者機関の検査員もしていますので、現場検査の時(検査終了後)、熊本地震で被災した住宅について、熊本でも着工棟数が多いハウスメーカーの現場監督さん達ともよく話すのですが、監督さんたちにもお客さんから電話がありますが「被災した住宅がこれから来る余震にどれだけ耐えれるか、答えられない」といわれます。

実際そのとおりだと思います。一番いいのは、被災した住宅の壁・天井・床をとって骨組みだけの状態にすれば、よく分かるのですが、そうゆうわけにもいかないので、経験や機械で測定する数値から判断するしかないのです。データーを判断するのには今まで培った経験が必要なのです。これは、決してマニュアルでは教えてくれないし分からない部分です。

だから、少なくとも被災住宅の住宅診断するのであれば、「民間の住宅診断士」ではなく、「公的認定の住宅診断士(ホームインスペクター) 」に頼まれたほうがよろしいかと思われます。

住宅診断が現状の家の状態を知るための診断であることは、重々知っていますが、そうであれば、余震が終って落ち着いてからやるべきです。

余震震度が高い時(震度3以上の時)に住宅診断すると、今日の住宅診断結果と高い震度の余震が起こった後では、結果が違ってきます。もしかしたら、それが明日になるかもしれません。だから、そんな状態では住宅診断も耐震診断も私はやるべきでないと思います。

少なくとも余震がある程度収まってから住宅診断・耐震診断はやるべきだと私は思います。

ちなみに、今までの地震だと余震が終息するのは、1年以上かかっている場合もあります。その時の余震回数は今までは1000回ぐらいでしたが、熊本地震は、2週間で1000回を超えています。

前説がながくなりましたが、ご質問の

Q、「まずは住宅診断をしてみようと思っていますが、費用はどれくらいかかるものでしょうか?あとで耐震診断もしたいので、住宅診断と耐震診断、それぞれの費用について教えて下さい。」

回答は
A、費用は、「公的認定の住宅診断士(ホームインスペクター) 」にもよりますが、5万円~15万円程度だと思われます。小屋裏や床下を中に入って見るのであれば、9万~12万ぐらいだと思います。

耐震診断(こちらもは、特定行政庁認定の耐震診断士に耐震診断を頼まれた方がよろしいかと思います)一般的に5万円~15万程度と思われます、会社によって違いがありますが、住宅診断・耐震診断とも一緒にしたいということであれば、もう少し安く済むと思われます。

熊本市の場合は、 昭和56年5月31日以前に着工した建物であれば、耐震診断する場合補助金がでますので、5,500円でできます。今年の申し込み受付は、平成28年 6月 9日(木) から 12月15日(木) まです。ただし、今回は非常に多くの申し込みがあると思われます。先着順か抽選がわかりません。

補助金が支給される方は、私達、熊本市認定の耐震診断士がご連絡して訪問し耐震診断します。

耐震診断の詳しい内容は、下記熊本市のHPを御覧ください。

http://www.city.kumamoto.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=2842&class_set_id=3&class_id=633
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質問した人からのコメント

回答日時: 2016/5/19 00:56:56

回答いただいた皆さん、親身になって答えていただき本当にありがとうございました。
1日迷った末、yc_bmxlvさんをベストアンサーに選ばせていただきました。
急いで耐震診断をして補強しても、大きめの余震があった場合は無駄になるかもしれないということですね。
早く家の状態を知りたいところですが、とりあえず住むのには問題なさそうなので熊本市の補助金の受付けが始まるまで考えてみたいと思います。

回答

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A 回答した人: 河本 敬嗣 さん 回答日時: 2016/5/14 13:19:07
専門家
nori1124yさん

はじめまして。
福岡を中心とした九州圏でホームインスペクション(住宅診断・住宅検査)を行っております一級建築士の河本と申します。
よろしくお願いします。

住宅診断のみの費用は会社によって違うとは思いますが、延べ床面積は30坪(100㎡)程度を想定したとして、基本料で6万円前後、屋根裏、床下等も併せて調査する場合で10万円前後と思います。

耐震診断も上記の面積を想定し、図面があるとした場合、費用は一般的に5万円~15万程度と、会社によって差がありますが、こちらも同じく10万円前後となります。
耐震診断もされる予定ということであれば、住宅診断と一緒に調査依頼をされる方がセット料金で安価に済むこともあります。

また住宅診断された後、他の方も書かれておりますが、お住まいの市町村にお問い合わせされてご依頼される方法もあるかと思います。耐震診断や補強設計、耐震改修工事についても補助が出てたりします。

熊本市の場合⇒
< http://www.city.kumamoto.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=2842&class_set_id=3&class_id=633 >

nori1124yさんの書かれているように、
まずは被災された家の状況がどの程度か把握したうえでご判断されるのが良いかと思います。日本ホームインスペクターズ協会という団体に多くのインスペクター(住宅診断士)が登録されていますので、一度問い合わせされてみてはいかがでしょうか。

以上、少しでもご参考になりましたら、幸いです。
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A 回答日時: 2016/5/12 19:46:10
私は 4月末に 耐震技術に詳しい地元の設計士に依頼して市の耐震診断補助制度を利用して耐震診断を受けました。築43年の平屋 約17坪 診断費用は9万円(税込み)でした。費用の90%が補助の対象となるので 実質の負担額は9000円です。調査に立ち合いましたが耐震診断は住宅診断も兼ねてると思います。
基本は昭和56年5月以前に建てられた住宅が対象です。診断は建築士が行いますが耐震技術に詳しい設計士に依頼した方が間違いないです。費用は依頼した業者によって違いますので 業者に問い合わせした時に要確認です。都道府県の建築士協会になどにお願いすれば建設士さんを紹介してもらえます。その場合は㎡いくらとか協会内で価格は決めてますから そんなに高くならないと思います。
まずは お住まいの市町村の耐震診断の担当窓口へ問い合わせてください。
申請期間や条件 補助金の額・申請手続きの流れが明確になると思います。
お役所なので個別の業者の紹介はご法度ですが 都道府県主催の耐震技術の講習会などがあれば受講者名簿とかは見せてもらえると思いますので業者選びの参考になると思います。お役所仕事なので書類を用意したりとか手続きがかなり面倒なので手続きの代行もお願いできる事業所を選んだらかなり楽です。
流れとしては 耐震診断を申し込んで行うと 今度は耐震改修工事の補助金制度に自動的にエントリーしたことになります。工事をするしないは自由なのですが 高額な耐震改修工事にも市の補助金がもらえるのでお得だと思います。これも都道府県で補助金制度が違いますが 耐震診断申し込み時に説明はしてもらえると思います。
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A 回答日時: 2016/5/12 09:51:31
耐震診断をする意向であれば耐震診断だけでいいと思います。
耐震診断に調査が含まれますので。
一般的な木造住宅で図面があれば、20万円から30万円くらいで図面なければプラス3万円くらいかな。
補強設計は別です。
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A 回答日時: 2016/5/12 08:48:28
木造住宅なら、市役所で無料で行っている地域が多いです。
市役所の建築課へ一度お尋ねされてはいかがですか。
無料といっても、資格を持った建築士が行いますので心配ないかと思います。
その結果にて、耐震補強を行うか判断さればよろしいかと思います。
耐震補強工事も、地域により異なりますが、補助金が出ると思います。
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A 回答日時: 2016/5/12 08:38:46
☆、住宅耐震診断は、木造二階建てと建物が昭和56年以前の建物は、
゛゛建築設計事務所登録のある建築士で、木造耐震診断士の資格者
゛゛がおこないます。診断料金は16万前後が普通です。

☆、県や市役所建築確認の受付窓口で、住宅耐震促進に関する補助
゛゛申請をすると診断料金を補助と工事費を60万円補助もあります。
゛゛住宅会社やリフォ-ム会社で無償の営業でも工事費に含みます。
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