教えて！住まいの先生

地方都市ガスは、その住宅密集度の低さから、どこも財政難で割高なところが多いです。
都市ガスの自由化では、廃業や統合・合併が相次ぐだろうと言われています。
で、実際にガス料金を確認してみました。
2016年1月検針分で、基本料金1126円、従量単価230.22円（プロパン換算：495.48円）、消費税別 です。
プロパンの地域モニター価格平均は、基本料1,658円、従量単価607.7円、消費税別 ですので、プロパンのが理由では無いかも知れません。
石油情報センター
http://oil-info.ieej.or.jp/price/price_ippan_lp_gusu_60214.html
プロパンガス業界では、所謂「無償配管」と呼ばれるプロパン会社が無償リースでガス配管工事代を負担する悪習があります。
その為、賃貸住宅など「事業投資」を行う大家さんとって、プロパン会社が設備代の一部を負担してくれる無償配管の制度は魅力で、営業競争で都市ガスがプロパンに負けてしまうケースが多いです。
しかし、その導入費用の負担分はしっかりガス料金に跳ね返っているので、家賃に含まれているはずのガス設備代を全く関係ない賃借人が支払う歪んだ構造が生じます。
悪質なプロパン会社の中には、この無償配管の悪習を拡大解釈して、ガス給湯器・ガスコンロ・エアコン・システムキッチン・温水便座・インターホンなど過剰な投資で他社を締め出し、地域平均の2倍前後のガス料金で販売しているプロパン会社も存在します。
この様な通常の常識では考えられない状態の結果が、貴殿の「プロパンが高い」との一般消費者に印象（事実でもありますが）となっていると思います。
私は現在、基本料金1,000円、従量単価300円（四国ガス換算：139.4円）でプロパンを使用していますから、四国ガスより4割ほどお安く使っている事になりますね。

100VのIHクッキングヒーターは、1,200～1,500kcalと火力が低いので、不便ではありませんか？
カセットガスコンロは、1本＝0.12㎥なので、100円で買う場合は、従量単価833円と同等です。
四国電力の電気料金1kwh=26.5円をプロパン換算すると、従量単価675円ですので、現状が最安値での利用方法ですが、利便性を考えるとカセットコンロに切り替えた方が良いのでは感じます。
プロパンは自由化価格ですので価格交渉が効きますが、お風呂は灯油で調理のみとのことですので、基本料金分が勿体ないと感じると思いますから、不向きです。

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