教えて！住まいの先生

中古住宅の瑕疵保険は2種類あります。それは売主が誰かによります。
それにより申込方法とインスペクションや費用も変わります。

1.売主 : 宅建業者
(1)宅建業者に既存住宅売買瑕疵保険（宅建）に加入して欲しいことを伝えてくだ
さい。それだけで手続きは終わりです。
(2)宅建業者はあなたから言われ、宅建タイプに瑕疵保険の申込をします。（宅建
業者が保険料+検査手数料を費用負担します。宅建業者からあなたに費用を支
払って欲しいと言われた場合は、力関係で交渉ですね）
(3)検査は瑕疵保険会社が実施します。検査に不合格の場合は、宅建業者が補修な
どして、検査合格のうえ、瑕疵保険会社から宅建業者に保険証券が発行され、
あなたには保険付保証明書が発行されます。
(4)あなたは、売買代金のうち消費税を支払いますが、その費用負担軽減措置とし
て「すまい給付金制度」があります。あなたの年収が500万円？など一定金額
以下の場合に30万円程度の還付金がもらえます。必ず確認を

2.売主 : 個人等
(1)仲介業者に既存住宅売買瑕疵保険（個人間）に加入して欲しいことを伝えてく
ださい。
(2)仲介業者が加入するタイプと検査事業者が加入するタイプがあります。
検査事業者タイプに加入を頼みましょう。（仲介業者は加入するのを嫌がりま
すから）
(3)2年前からできた制度で「建物状況調査」というインスペクション制度があり
ます。これがあなたのいうインスペクションかな？
だいたい、瑕疵保険の加入ができる検査事業者が建物状況調査業務を行いま
す。
(4)購入前に検査事業者が建物状況調査をして、劣化状況を調べて、報告書を発行
してくれます。補修の不要なら合格なので、そのまま瑕疵保険に検査事業者が
申込できます。
(5)補修が必要な場合は直さないと瑕疵保険加入ができないため、売主、買主の費
用負担交渉をして、補修してください。
(6)完了後に瑕疵保険加入ができます。
(7)建物状況調査と瑕疵保険申込料は検査事業者によって異なります。
いろいろ調べると、「さくら事務所」というインスペクション専門会社が検査
レベルが高いです。その分、費用は高め。
人気があるのが住宅あんしん検査という検査会社。住宅あんしん保証という瑕
疵保険かいしのグループなので、手続きもスムーズなのと、検査業務も信頼で
きるもの。
(8)費用負担は検査事業者にあなたが支払ってください。総額で6-10万円くらいで
は。連絡して聞いてみてください。

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