教えて！住まいの先生

ヤネホソバの幼虫は建物の屋根や軒下・壁面などにつくコケ類を餌にし、昔のかやぶき屋根の家には多く見られましたが、住宅構造の変化で昭和40年代以降はほとんど見られなくなりました。しかし2000年以降瓦屋根の家を中心に復活の兆しを見せ始め、昨今は再び問題視されています。
発生する場合はやはり建物高所にコケ類や藻類があってそれが原因と見られ、そこを見つけてエアゾール処理等することで対策できますが、発生場所が見つからない・高所なので危険・発生範囲が広すぎると手に負えない・などの理由で専門家に依頼するのが一般的です。
幼虫の毛には毒があり触れるとかぶれますので注意して下さい。個体数はピンキリで分かりませんが実際に4匹発見されているわけですし、単独生活の虫ではないのでそれなりの数はいると推定されます。

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