教えて！住まいの先生

建築士です。
充分かどうかは、巨大地震が起きた後にならないと判断できません。
等級1でも十分かも知れないし、逆に等級3でも不足かも知れません。
「核シェルターなんて要るの？」ってのと同じ話です。

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☆、質問の件は建物の安全性の問題であり、建築基準法第1条には法律
の目的は、建物の敷地と構造や設備及び用途に関する最低基準を定める
としています。故に、最高安全基準ではないので法律には記載はないが、

大地震でも倒壊危険はなく、安全に避難はできるように基準なはずです。
大地震が何回まで建物の構造が持つとかも規定もありません。一箇所で
も最低基準に欠けると弱い部分は、大きな亀裂破壊することは確かです。

次に、地震震度は最大7度で、耐震等級1は住宅品質確保と促進法に10項
目あり、建築基準法や構造計算基準が定める最低基準基準です。等級2は
1.25倍で、融資住宅が求める基準で等級3が1.50倍で、安全の保険かな。

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基本的にはDMZさんの回答のとおりです。

実際問題、同じ敷地に同じ間取りのマンションが2棟建っていて、
片方は耐震等級3で5000万円、
もう一棟は耐震等級2で4900万円。

どちらを購入しますか？

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建築基準法違反にならない耐震レベルが耐震等級１ですが、耐震等級３でも、その1.5倍以上の震動に耐えればいいというレベルです。

耐震等級１は、最初の1回目の大きな揺れで倒壊しなければよいだけの基準でして、その後に続く余震については定義がないので、最初の地震で倒壊を免れても住めないレベルの損傷が発生したり、余震で倒壊する恐れがあります。

熊本地震では耐震等級３の物件だけは2度の震度７にも耐えられたみたいですよ。

なお、震度７より上の震度がないのと同じ理由で、耐震等級３もそれ以上の等級がないので、耐震等級１が耐える揺れの1.5倍以上に耐える構造であれば、何倍だろうが耐震等級３になるので、同じ耐震等級３の物件でも実際には差があります。
耐震等級３を選ぶ人は、そのレベル差を気にするみたいですね。

耐震等級２の物件はほとんどないでしょう。
おそらく耐震等級３にしようとしたけど、何らかの事情や手違いでできなかった物件ですので、設計や建築中に何か問題が発生した可能性が高いです。

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