教えて!住まいの先生

Q 柱や梁の木の樹齢より早く家を壊してしまっては木材の需要と供給が間に合わず地球の木がどんどん無くなっていく。

80年の樹齢の柱を使うなら伐採した時に木を植えて、住宅は最低80年はもたせるべきだ。
今の日本は平均30年足らずで家を壊してしまうなんてけしからん!地球から木が足りなくなるのは当たり前だ。
という考えをどう思いますか?

補足

木造住宅の話です。
柱としてやっと使える樹齢を知らないで回答しているのではないでしょうか?
国産だろうが外国産材だろうが30年では柱にも使えません。
質問は極端ではあります。
しかし木を見て森を見るからこその小学生でも分かる問題点ではないでしょうか。
感情的な批判しか出来ないそこのあなた。
目の前の木しかみていないような知恵の浅い専門家面した人の回答など求めていません。

質問日時: 2011/2/25 09:02:12 解決済み 解決日時: 2011/2/26 20:23:20
回答数: 7 閲覧数: 689 お礼: 0枚
共感した: 0 この質問が不快なら

ベストアンサーに選ばれた回答

A 回答日時: 2011/2/26 20:23:20
言わんとすることは正論であり、理解できます。
確かに80年もかけて長伐期材として育て上げた良材を、30年使ってポイするようなことをしているのは、日本だけです。標準伐期齢(平均40年程度)以下の材で集成材を作ったり合板を作ったりして30年程度で使い捨てれば、トントンになるという理窟もあるかも知れませんが、カーボンニュートラルを考えてもなるべく長い期間大切な材木を利用してゆくということは大切な考え方だと思います。欧米の例を挙げると、また顰蹙をかうかも知れませんが、木造住宅を次々と新しいオーナーが購入して手を加えて末長く使っていくのは日常的な状態です。いや開発途上国でも材木を日本よりは大切に使っていますよ。日本ぐらいの消費能力と人口を持った国が諸外国から木材を輸入して、まだ100年も使える木材を30年で捨てているのは、正直異常です。地球規模での森林資源の枯渇に貢献しているのは確かです。

1.消費者意識が決める木造住宅の年齢
まさに問題なのは、そういう使い方が、消費者心理が原因で起きていることです。水害、地震などの天災、あるいは木材自体の耐用年数がその程度であるために利用年数が短いのならまだ理解できますが、全くの消費者心理が原因であること、しかも多くの人がそれにすら気がついていないことが問題だと思います。『お古の住宅は嫌だ』という意識ですね。
この意識のために新築住宅の上屋の資産価値も数十年でゼロになってしまいます。住宅とは社会的資産であるという意識が希薄であるのです。特に戸建て住宅購入者は、『おれが汗水流して働いて、一生に一度家族に男らしさを見せるチャンスだから、絶対に新築でなくっちゃ』という意識の男性が多いのでしょうね。すこしは日本の消費者を弁護すれば、そのように考えない人も増えてきて、新築マンションでなく、中古マンションを購入してそれを改修して使っていこうという人たちも増えてきています。

2.増改築を複雑にしている法規制
最近は、すこし緩和されたとはいえ、以前は、木造住宅の増築、改築は簡単に確認が降りませんでした。法規定の遡行適用がなされるので、簡単には増改築に手が出ないという状況がありました。今後はこうした確認手続きの簡易化をもっともっと進めて貰いたいですね。

3.林業界側の問題
昔は梁や柱にするような材は樹齢150年~250年するようなものを使っていました。その代わり木目が密で、心材部分の多い、ずっしりとした木材を構造材にしていたわけです。その頃は日本も木材を大切にしていましたね。使い捨ての消費経済に走る前の時代です。高度成長期前の日本はまだそういう時代だったと思います。
現在は、日当たりの良い森林地に施肥をして育てられる成長の早い経済林材が多くなっています。こうした材は木目が粗く密度が低いので、材木の強度も耐久性も昔の材とは比較にならないぐらい質が悪くなっています。まあ使い捨ての時代だから、強度の低いふにゃふにゃ材でも良かろうという悪循環なのでしょう。もっと育成期間を長くして、間伐を丁寧に行って、北斜面や日陰でゆっくりと良質な材を成長させ、それを高い付加価値を持った材として提供する。それを買う消費者も、そういう材をおろそかにしないで、住宅の柱や梁として100年も200年も使うという方向になって欲しいものです。理想論に過ぎましたか?
  • 参考になる:1
  • ありがとう:0
  • 感動した:0
  • 面白い:0

この回答が不快なら

質問した人からのコメント

回答日時: 2011/2/26 20:23:20

大変詳しい説明誠にありがとうございました。
国内で使う木材の8割も輸入に依存している、しかも世界でダントツの日本は異常ですね。
ベニヤやコンパネは30年どころか型枠などは1、2回使ってポイで東南アジアからは大変ヒンシュクを買っているようです。
せめて木造住宅に関わる人、住む人が一人でも多く自覚しながら家と向き合う事が必要だと思った次第でありますが、…なぜかヘソを曲げる人は何ででしょうか??

回答

6 件中、1~6件を表示

  1. 前へ
  2. 1
  3. 次へ
A 回答日時: 2011/2/25 21:32:24
日本の木造建築物は昔は解体しても使える材木は再使用し必要な物だけ追加するというスタイルが一般的な事でした。
なぜなら、製材技術が非効率的で、殆んどが手作業(大鋸などで)だった為です。
今は電動工具の発達で製材もバンドソーなどで簡単に出来る為、古材を使わなくなり新しい材木ばかりを使うようになってしまいました。(古材は仕事もやりにくい)
それとコストダウンを求めるようになり、外国材の製材された物が大量に輸入された為、国内の林業は採算割れとなり林業人口も減る一方となりとなってしまいました。

けして木が足りなくなってる訳では有りません。
日本の植林された杉や桧は十分過ぎるほどの埋蔵量が有ります。

最近の日本人の考え方も良くないんです。
高度成長期に大量生産大量消費に慣れてしまった為、使い捨てが当たり前となってしまったので家も同じように考えてる人が多いんですよ。
家は手入れをして長持ちさせるという考え方が浸透しなければ長期優良住宅だろうが200年住宅仕様だろうと意味が無いんです。
長期間長持ちするとか200年の耐久性が有るということではなく、手入れをし易くしてメンテナンスをする事で簡単に壊さないようにという事でその名前が付いてるんです。
  • 参考になる:0
  • ありがとう:0
  • 感動した:0
  • 面白い:0

この質問が不快なら

A 回答日時: 2011/2/25 14:21:38
それだけの条件で木がどんどんなくなるとは言い切れません。

1軒の家を建てるのに、1本の木では建てられませんよね。
例えば10本必要だとします。
その木は樹齢100年にならないと住宅には使えません。
とすると100年住まないといけないのでしょうか?

そんなことはありません。
あなたの住宅用に用意された森林は100本分のスペースがあり、10本ずつ10年ごとに新しく植えられています。
となれば、10年に1度建て替えをしてもまったく問題なくサイクルをまわしていけることになります。

つまり、どれほどのストックが全体としてあって、それと消費量の関係ですから、切った木が育つのを待つ必要はないんですよ。

簡単な算数のお勉強でした。
  • 参考になる:0
  • ありがとう:0
  • 感動した:0
  • 面白い:0

この質問が不快なら

A 回答日時: 2011/2/25 12:47:55
こんにちは、住宅屋です。

少々極端な話しだが、
そういう考えを根拠に「せっかく建てた家なんだから、長く使わないとね~」
と考えるのはよいことだと思うよ。

「日本は平均30年足らずで家を壊してしまう」
これはちゃんとした調査の元にでた数字だから、突っ込みようがない。
しかし、壊してしまう要因ってなんなのだろう?
本当に住むに値しないほどボロボロになってしまったのだろうか?

私は、住宅屋ですから、正直に言うが、まだまだ手を加えれば住める家
なのだが...建て替えの方向に話しを持っていってしまう傾向にある。

建築屋だけではなく、施主も半分責任あると思うけどね。

だから、将来の間取りの変更等も考慮して長期にすめる住宅をという意味で
「長期優良住宅」というものが生まれた。

木は100年近くの時間をかけてやっと使えるようになる。
そういう木を使った木造建築物は、最低でも100年使いましょう!

啓蒙活動のスローガンとしてはいいのではないだろうか?

そろそろ、スクラップ&ビルドと決別しなければならないと思うしね。
  • 参考になる:0
  • ありがとう:0
  • 感動した:0
  • 面白い:0

この質問が不快なら

A 回答日時: 2011/2/25 09:54:06
知恵の浅い戯言よ。
木を見て森を見ずとはあなたのこと。
  • 参考になる:0
  • ありがとう:0
  • 感動した:0
  • 面白い:0

この質問が不快なら

A 回答日時: 2011/2/25 09:25:44
確かに、木造住宅だけの視野で見れば、そうなりますが、実態は、鉄骨構造、ツーバイフォー、鉄筋コンクリート等の住宅もあり、一概にそうとは言い切れない面もあります。
現状では、国内の木材のコストが高いため、輸入の材木に頼っており、国内では、林業の衰退化、外国では山林の減少傾向があります。
80年の樹齢の柱を使うとは、豪勢ですね。しかし建物の法定耐用年数は、木造モルタル造では、現行法では22年です。むしろそんな豪勢な木材を、一般庶民が使う方が、おかいしと思います。

  • 参考になる:0
  • ありがとう:0
  • 感動した:0
  • 面白い:0

この質問が不快なら

A 回答日時: 2011/2/25 09:15:37
仰るとおりですね。一般住宅の柱くらいでは難しいかもしれませんが、廃材のリユースなども薦めるべきだと思います。
また、10年で切ってしまうような間伐剤や、20年ほどでソコソコに成長した木を加工したり集成材にして使うのも有効なのではと思います。
  • 参考になる:0
  • ありがとう:0
  • 感動した:0
  • 面白い:0

この質問が不快なら

6 件中、1~6件を表示

  1. 前へ
  2. 1
  3. 次へ

Yahoo!不動産で住まいを探そう!

関連する物件をYahoo!不動産で探す

売る

家を売りたい!と思ったら

不動産会社に無料で査定依頼ができます。

知る

Yahoo!不動産マンションカタログ

マンションのスペック情報だけではなく、住んでいるからこそわかる、クチコミ情報を提供しています。
たくさんのマンションの中から、失敗のない「理想の住み替え先」がきっと見つかります。

JavaScript license information