教えて！住まいの先生

はじめまして、建築設計・ホームインスペクション（住宅診断・住宅検査）を行っている建築士の鈴木と申します。

お困りの様子、同情致します。受験を控えられている息子様も大変だと思います。

マンションは共同住宅との名の通り、互いに壁や床・天井を接して生活する居住形式で、様々な入居者が生活しています。分譲マンションであっても部屋の所有者が自分では住まずに賃貸に出していたりする場合もあり、入居者の意識も様々です。入居者相互の気遣いや協力のもと、みんなが安心して生活を営めるのが理想なのでしょうが、世代や生活習慣の違いなどからトラブルに発展する事例も多いです。

警察を呼んだほうがいいでしょうか？とのことですが、まずはお困りの内容を管理会社や理事会（の理事や理事長）に相談されたらいかがでしょうか？御質問者が前面に立って行動を起こすと、後々マンション内でいらぬ騒動に巻き込まれる危険もあるかも知れません。それ程大きな物音であれば、上階の家族の隣りの方々も多分お困りなのではないでしょうか？

一般的には分譲マンションの管理は所有者（組合員）相互の自治に委ねられており、管理組合を結成した上で理事会活動を行っているはずです。更には一部（清掃や管理事務など）の運営を管理会社に委託している場合も多いです。理事会や管理会社の仕事は入居者（組合員）の平穏な生活を守ることですから、力になってくれるはずです。

＜以下は問題が解決した後、落ち着いてからの内容になりますが・・・＞
マンションの理事会活動や管理会社の委託契約内容は様々で、理事会が実質機能していない事例もあるようですので、御自分のマンションがどういった状況なのか理事会の総会資料などで確認すると良いでしょう。マンションは御家族の「資産」でもありますので、自身の資産を守るためにも掲示板に貼られた理事会の議事録に目を通したり、年に一度の総会には必ず出席するなどマンションに関わる姿勢を一歩踏み込んだものにするのも必要なことかも知れません。

私自身、築35年の中古マンションを購入後リフォームして住みはじめて4年になります。入居2年目で理事として理事会活動に参加し、今年は管理会社変更の委員も務めさせて頂き、他の委員や理事長の協力のもとで、管理内容はそのままに委託費の安い管理会社への変更を達成しました。その活動の中で感じたことは、自分たちの生活はある程度自分たちで守らなければならないということでした。月々の管理費や修繕積立金もその使いみちや金額の妥当性など管理会社任せにしていると、修繕工事が必要な時にお金が足りないといったことにもなりかねませんので・・・

参考になれば幸いです。

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