教えて!住まいの先生

Q 築28年2x4工法の中古住宅をリフォーム(内装、トイレ、風呂など)して購入検討しています。耐久性、雨漏り、シロアリなどの問題がないか、心配しています。ご教示ください。

質問日時: 2013/2/10 15:32:55 解決済み 解決日時: 2013/2/25 11:09:40
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A 回答した人: 林 清隆 さん 回答日時: 2013/2/25 11:09:40
専門家
はじめまして、ホームインスペクション(住宅診断、住宅検査)を行っています、建築士の林と申します。
ご質問の件ですが、以下のような流れでお考えになってみてはいかがでしょうか?


(1)建物の状態を把握する

もっともお勧めなのが、まずはホームインスペクションや耐震診断を行って、建物の劣化状態や耐震性を把握することです。難しいようであれば、最後に外周りのメンテナンスを行ったのは何年前か、雨漏りの履歴はないかなど、売主さまへのヒアリングを行ってみるとよいでしょう。例えば、外周りのメンテナンスは10年から15年に一度行いますので、前回のメンテナンス時期が分かれば、次のメンテナンスまでの期間がある程度予測できます。また、基礎や外壁のひび割れ、その他の劣化がないかなど、できる限りご自身でチェックしてみて、やはりご心配であればプロの手を借りるという手もあります。

(2)メンテナンスの計画を立てる

(1)の内容から、今後行ってゆくメンテナンスや耐震補強の内容、時期、費用等の計画を立てます。ゼロからご自身で計画を立てるのは大変でしょうから、例えばリフォーム会社から見積もりをとって自分にあったリフォーム会社を探しならがら、見積もり内容をもとに徐々に計画を作ってみてもよいでしょう。リフォーム会社は見積もりのために現地調査を行っていますので、担当者にヒアリングしてアドバイスをもらうのもよいと思います。

(3)内装や設備機器の更新の計画を立てる

これが最後になってしまいますが、やはり耐久性や耐震性といった建物の基本性能を優先し、そこにうまく内装等の更新を組み込んでゆけると理想的です。つまり、予算の制限があれば、しばらくはもともと設置されていたトイレを使ってゆく、ということにもなるわけです。「うまく組み込んでゆく」というのは、例えば耐震補強が必要になった場合、補強する壁の壁紙は張り替えることになりますが、これと合わせてその部屋の壁紙全てを張り替える、などです。また、設備機器の更新の際には給水・給湯といった設備配管の更新も同時に検討するとよいでしょう。給水管が鉄管、給湯管が銅管の場合は、伺っている築年数ですとすでに使えないという可能性は低いですが、そろそろ樹脂管への更新を検討する時期にきています。


以上になりますが、(1)および(2)の費用の部分をおおむね把握するあたりまでが、契約の判断材料になると思われます。どんな建物でも、末永く住んでゆくためには適切な点検・メンテナンスが必要ですので、それを前提に手続き等進められることをお勧めします。

長くなりましたが、最後に2×4は築年数が古くても比較的耐震診断の結果が良いことも多く、一般的に在来工法と比べて気密性が高く断熱性も発揮されやすいメリットがあることを付け加えておきます。追加のご質問がありましたらお気軽にどうぞ。
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A 回答日時: 2013/2/14 00:09:01
特に中古住宅の場合、購入後の修繕や維持に予想外の費用がかかり、後になってその住宅を購入すべきではなかったという結論に至る場合があります。
そうした損失を回避する手段として最近日本でも"ホームインスペクション"という分野のサービスが一般化して来ました。
このホームインスペクションは目視による簡易な一次診断です。簡易と書きましたがいい加減という意味ではありません。専門家が住宅を調べ、目視により知り得た事実を隠さず明らかにして、二次診断の必要性や修繕等の可能性を消費者に提示します。つまり質問者様がその住宅を購入すべきか否かの重要な判断の材料を提供してくれます。
質問者様に建築に関しての知識やご経験がお有りでない場合、失礼ながらご自身による建物の正確な見立ては難しいと思われますので、ご購入でくれぐれも失敗なさらぬよう、信頼のおける専門の会社に依頼をしてホームインスペクションを受ける事を私はお勧めしたいと思います。
なおホームインスペクションは眼前にある住宅の購入ありきの安易なリフォーム提案ではありません。あくまで、質問者様が住宅を購入すべきか否かの判断材料を得る事が目的ですので、インスペクションの依頼は、購入後に工事受注が予定される等の利害関係が無くかつホームインスペクションの理念を十分に理解した専門家にお願いする事が本来はベストの選択です。
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