教えて！住まいの先生

はじめまして、不動産コンサルタントの土屋輝之と申します。nana_the_bloomさんのリクエストに、回答させて頂きますのでどうぞよろしくお願いします。

日光の紫外線によって壁紙の表面が劣化して、細かな粉末状に剥がれ落ちるという話は聞いたことがあります。

詳細な原因はともかくとして、クロスの製造上の問題であり、少なくとも日光のあたる部分は張り替えるという、分譲主の対応に間違いはないものと思われますが、張替えない部分と色の違いが出る可能性や、通常より早く劣化する可能性も十分に考えられますので、すべて張替えるのが最善の方法であるという考え方に異議はありません。

新築工事の際に専有部分内に使用された、建材の性能に問題が発見された場合などには、個別の対応となるケースが多いと思われますが、できれば全戸向けに説明会が開催され、住戸毎に対応に違いが出ないようにすることが望まれますが、分譲主や施工会社としては個別に対応して、補修工事の範囲を最小限にする様な対応をすことが少なくありません。

また、張替え工事の際に会社を休む必要がある場合には、補償という問題がありますが、残念ながらこれに対応したケースは経験がありません。
クロスの張替え工事であれば、騒音や振動といった問題もありませんので、工事日程について週末に行うなど、交渉を試みてはいかがでしょうか。

引渡し後、平穏に生活してきた中で突然、補修工事の必要が発生したことで、不安な思いがあるとは思いますが、後日禍根を残さないためにも、工事範囲や日程などあきらめずに、交渉されることをおすすめします。

以上、参考にして頂ければ幸いです。

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