教えて！住まいの先生

建築会社のシェア率は、最も売れている会社であっても、2%程度。

一方、サッシ会社は、トップ３がほぼ独占状態。
売上高で比較すると
リクシル 一兆円越え
（旧トステム、新日軽）
三和ホールディングス ４０００億
（YKKAP含む）
三協立山 ２７７３億

トステム、新日軽、三協アルミ
いずれも、アルミがメインでサッシの生産を始めた会社。

その中で、樹脂サッシに取り組もうという会社は三和ホールディングだけ。
多分、YKKAPは、ユニフォームなどのファスナー世界1位の会社で、樹脂の使用技術などを確保しやすいような気がします。


政府としても、現状住宅業界に、厳しい断熱義務化をしてしまうと
ほとんどを輸入に頼るを絵なくなり
日本のサッシ業界が淘汰されてしまいます。

ちなみに、
「欧米では断熱性に優れた樹脂サッシやアルミ樹脂複合サッシに移行してるのに」
戸建住宅にアルミを使っている国は、多分、日本だけ。
アルミ樹脂複合サッシなんて、性能の悪いサッシなんて欧米では使っていない。
樹脂サッシさえ、使われているエリアは少なくて、北欧、カナダ、アメリカ合衆国でも北部、イギリス、ドイツでは、木製サッシが主流です。

お隣の韓国では、樹脂サッシ以上の断熱が義務化されています（チェジュ島を除く）
なので、韓流ドラマを見ていると、貧乏人の家でも、屋上を借りて住んでいるような家でも、樹脂サッシ。
釜山や、さらに南のエリアだと、東京、名古屋、大阪と緯度がほぼ同じなのに
全棟樹脂サッシです。



他の回答に間違いあり
「樹脂が外側にあると劣化が激しいため、内側のみ樹脂で外はアルミを用いるとの判断もあります。」
そんなレベルの低いサッシがあるのは、日本だけ。
純粋な樹脂は劣化しにくい。
アメリカ合衆国では、木製サッシの木材部分が劣化しやすいため
木製サッシの外側に、アルミを用いているサッシメーがーがあります。

樹脂サッシの枠が太い理由はご存じですか？
単板ガラスだったら、枠を太くする必要はありません。
ペアやトリプルガラスにすると、間の空気層が、外気温によって、膨張、縮小を繰り返します。
直射日光と合わせて、ガラスを固定しているパッキン劣化して
ガラスが剥がれたり、間に入れたアルゴンガスが外部へ流出してしまいます。

そのために、樹脂サッシ、木製サッシの枠は太く変更され
パッキンの劣化を防いでいます。
さらに、外部から樹脂サッシを見ても、パッキンは見えません。
日差しの影響を避けるため、パッキンの上に柔軟性樹脂のフィルムで覆っているから。

なので、性能の差で見ると、早く劣化するのはアルミを使った枠の細いサッシです。




耐震と耐火が優先されてきたと言いますが、
北海道だとほぼ１００パーセントが樹脂サッシ。
準耐火仕様の樹脂サッシもあります。
鉄筋コンクリートの古い家でも、窓だけを樹脂サッシに変えるリフォームした家が多く見られますよ。
北海道では可能だった。
日本で耐震性、耐火性を重要視しながらも、断熱性、樹脂サッシをすすめてこなかったのが、大きな要因です。

日本の家は
断熱性が悪いため、結露が発生。
大量の燃料を使用して冷房暖房するだけではなく、
カビが発生したり、ダニ、シロアリ被害を広げる原因にもなっています。
日本だと、リフォームしたとしても、お金が支払えないユーザーだと判断すれば
リフォーム会社は、シロアリが発生していたとしても、そのまま塞ぐでしょう。
中古物件の市場が発達していない。
中古の家が好まれない。

いずれも、日本の住宅の耐久性が世界でも最も悪い要因です。
もちろん、耐震基準が厳しくなる前の家では、金額が安くなるだろうし
アメリカのドラマを見ると、子どもが自宅の芝生を手入れしたり、外壁をペンキで塗装している映像が出てきますが。
日本には高額で販売できるように、
自分たちでメンテナンスをするという文化もないのも事実ですね。

• 参考になる：0
• ありがとう：0
• 感動した：0
• 面白い：0

この回答が不快なら