教えて！住まいの先生

サービス設置=残置物という認識はあっています。契約書などではサービス設置と表記することが多いようです。

残置物の所有権は本来前の賃借人が持っていますが、退去時にそれを撤去して原状回復する必要があります。それをする費用を出したくない場合、大家の許可をもっておいていったものが残置物です。

つまり退去時に、前の賃借人は所有権を放棄しています。そのため、所有権を持つものがいないことになりますが、このような場合法律で所有者のいない動産（不動産ではないもの）はそれを占有するものが所有権を持つことになるとありますので、所有権は大家のものとなると考えられています。つまり、質問者は大家から借りているということになります。

残地物であっても、大家に所有権がありますので、持ち去るには大家の許可が必要です。

所有権は大家にありますので、通常その維持管理に対する責任も大家にあります。だけど、その基本に反して、大家の維持管理責任がないものとして契約に定めたものが残置物なんです。

＞不動産で内見した際に一階は大家さんの設備、二階のエアコンは前借りてた人の残置物になるので、退去する時に持って行っていいよと口頭で言われました。

残置物の意味は、業者でもまちがって捉えている人もいるらしいですし、管理会社は大家と直で取引している業者ですが、仲介は必ずしもそうではなく、別の業者のことも多いです。大家や管理会社の承諾をとっていない無責任な発言だったのだと思います。

契約に際してはいなければならない宅建士という資格がありますが、内見をするのは宅建士のような資格を持っていない人でも構いませんし、法律上宅建士は従業員５人につき１人いればいいことになっていますので。

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