教えて!住まいの先生
Q RC造り 隣室との壁
RC造の単身用マンションについて質問です。
検討しているのは3階建ての3階の角部屋です。
現在は入居者がおり直接物件の確認ができないので、設計図を見せていただきました。
唯一隣接している、隣の部屋との壁の部分ですが125、125で250という表記がされていました。
自分なりに調べてみたところ石膏ボードは125が主流なそうですが、隣室との境界部分にこの125mmの厚みの石膏ボードだけを設置するということなどありえるのでしょうか?
それとも普通は100mm程度のコンクリート壁の上などに石膏ボードを設置するものなのでしょうか?
もし仮に隣室との間が石膏ボードのみだとすると生活音が気になりそうですので、気にかかっています。
それではご回答お願いします。
補足
検討しているのは3階建ての3階の角部屋です。
現在は入居者がおり直接物件の確認ができないので、設計図を見せていただきました。
唯一隣接している、隣の部屋との壁の部分ですが125、125で250という表記がされていました。
自分なりに調べてみたところ石膏ボードは125が主流なそうですが、隣室との境界部分にこの125mmの厚みの石膏ボードだけを設置するということなどありえるのでしょうか?
それとも普通は100mm程度のコンクリート壁の上などに石膏ボードを設置するものなのでしょうか?
もし仮に隣室との間が石膏ボードのみだとすると生活音が気になりそうですので、気にかかっています。
それではご回答お願いします。
建築士の方に度々回答いただき、大変助かります。
一応現在は居住者の方に壁を何か所も叩いてもらい、その感じを不動産屋に伝えてもらうことにはなっています。
回答いただいた限りでは鉄筋コンクリートが濃厚のような気がしてきました。
少し質問からはずれるのですが、太鼓現象と云うのはギターなどの楽器音も増幅して伝えてしまうのでしょうか?
いろいろと調べてみたものの、衝撃音などは増幅して聞こえることは分かったのですが、楽器のような周波数帯だとどうなるのか気になります。
ベストアンサーに選ばれた回答
建築設計・ホームインスペクション(住宅診断・住宅検査)を行っている建築士の鈴木と申します。
石膏ボードの厚さの主流は12.5㎜ あるいは 9.5㎜ です。1枚貼の場合は12.5㎜が主流だと思います。
250㎜の壁厚の構成として
①石膏ボード(12.5)+GLボンド(12.5)+コンクリート(200)+GLボンド(12.5)+石膏ボード(12.5)=250
②石膏ボード(9.5)+軽量鉄骨下地(40)+コンクリート(150)+軽量鉄骨下地(40)+石膏ボード(9.5)=249≒250(1㎜は施工誤差等調整代)
もっと薄い下地を使えば12.5㎜の石膏ボードを貼ることも可能ですが、現場の状況によるかと思います。
①の構成は「太鼓現象」が心配されるため、現在ではあまり採用されなくなっています。(「太鼓現象」で検索すれば色々と事例が出てきます)
以前の質問の回答にも書きましたが、可能であれば不動産屋さんに壁の構成(表面材のPBの厚さ、下地の材料、下地の厚さ等)を確認してみたらいかがでしょうか?
参考になりましたら幸いです。
【補足について】
GL工法の遮音性について以下のようなレポートがあります。
http://www.takenaka.co.jp/news/pr0212/m0212_01.htm
これは㈱竹中工務店が2002年12月に発表したもので、従来のGL工法の遮音性能を改善した工法を開発したという内容ですが、「GL工法による音抜けの原因が従来の接着剤そのものの材質が高い周波数の音(高音域)を伝えやすいこと、接着剤を均一にそろえて点付けする貼り方により低い周波数の音(低音域)が共鳴透過することであること」とあります。
前回も書きましたが隣接住戸との戸境壁にGL工法を採用することは現在では少なくなってきており、(個人的な感想ですが)それなりのデベロッパーの分譲マンションでは殆どないのではないかと思われます。しかしながら賃貸マンションの場合は周辺家賃相場や建物の目指すグレード、オーナーの考え方等様々ですので、現在でも採用している建物はあると思われます。
御質問の楽器音についてですが、お部屋で御自分が楽器の練習をしようと考えているのか、お隣さんからの音を心配されているのか分かりませんが、音楽大学周辺にあるような「楽器練習可マンション」のように特別なスペックのお部屋でない限りは楽器の音は程度の差はあれ聞こえるものと思われます。
音というものは難しいもので、壁(窓も含む)・床・天井あらゆるところから出入りします。感じ方も人それぞれです。マンションやアパートなどの集合住宅は同じ建物の中に複数の他人が生活する器ですので、それなりの配慮が必要になります。
私自身RC造マンションの角部屋に住んでいますが、車の通行が少ない時間帯には2階下のお部屋からピアノやギターの練習音が窓ガラス面を通してそれなりに聞こえてきます。練習する時間に配慮しておられるようで気になる程ではありませんし、開口部が単板ガラスのシングルサッシですので許容範囲だと考えています。
石膏ボードの厚さの主流は12.5㎜ あるいは 9.5㎜ です。1枚貼の場合は12.5㎜が主流だと思います。
250㎜の壁厚の構成として
①石膏ボード(12.5)+GLボンド(12.5)+コンクリート(200)+GLボンド(12.5)+石膏ボード(12.5)=250
②石膏ボード(9.5)+軽量鉄骨下地(40)+コンクリート(150)+軽量鉄骨下地(40)+石膏ボード(9.5)=249≒250(1㎜は施工誤差等調整代)
もっと薄い下地を使えば12.5㎜の石膏ボードを貼ることも可能ですが、現場の状況によるかと思います。
①の構成は「太鼓現象」が心配されるため、現在ではあまり採用されなくなっています。(「太鼓現象」で検索すれば色々と事例が出てきます)
以前の質問の回答にも書きましたが、可能であれば不動産屋さんに壁の構成(表面材のPBの厚さ、下地の材料、下地の厚さ等)を確認してみたらいかがでしょうか?
参考になりましたら幸いです。
【補足について】
GL工法の遮音性について以下のようなレポートがあります。
http://www.takenaka.co.jp/news/pr0212/m0212_01.htm
これは㈱竹中工務店が2002年12月に発表したもので、従来のGL工法の遮音性能を改善した工法を開発したという内容ですが、「GL工法による音抜けの原因が従来の接着剤そのものの材質が高い周波数の音(高音域)を伝えやすいこと、接着剤を均一にそろえて点付けする貼り方により低い周波数の音(低音域)が共鳴透過することであること」とあります。
前回も書きましたが隣接住戸との戸境壁にGL工法を採用することは現在では少なくなってきており、(個人的な感想ですが)それなりのデベロッパーの分譲マンションでは殆どないのではないかと思われます。しかしながら賃貸マンションの場合は周辺家賃相場や建物の目指すグレード、オーナーの考え方等様々ですので、現在でも採用している建物はあると思われます。
御質問の楽器音についてですが、お部屋で御自分が楽器の練習をしようと考えているのか、お隣さんからの音を心配されているのか分かりませんが、音楽大学周辺にあるような「楽器練習可マンション」のように特別なスペックのお部屋でない限りは楽器の音は程度の差はあれ聞こえるものと思われます。
音というものは難しいもので、壁(窓も含む)・床・天井あらゆるところから出入りします。感じ方も人それぞれです。マンションやアパートなどの集合住宅は同じ建物の中に複数の他人が生活する器ですので、それなりの配慮が必要になります。
私自身RC造マンションの角部屋に住んでいますが、車の通行が少ない時間帯には2階下のお部屋からピアノやギターの練習音が窓ガラス面を通してそれなりに聞こえてきます。練習する時間に配慮しておられるようで気になる程ではありませんし、開口部が単板ガラスのシングルサッシですので許容範囲だと考えています。
質問した人からのコメント
回答日時: 2013/1/6 22:30:01
ご丁寧な回答ありがとうございました。物件を選ぶうえでの注意点がよく分かりました。マンションに住むいじょうは、結局住人の心がけ次第ですね。
回答
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A
回答日時:
2013/1/6 00:47:33
コンクリートの壁が境界にあります。で、そのコンクリートに浮かせるように12.5ミリの石膏ボードを張ります。
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