教えて！住まいの先生

マットレスにカビが生えるのは、寝ている間に汗をかくのですが、その汗がマットレスの中に入り込み、マットレス内部の空洞部分の換気が上手にできない場合、その湿気が下面で冷やされて結露し、マットレスの下側が湿っぽくなってカビが生えやすくなります

特にフローリングに直置きの場合には、短期間でカビが生えるでしょう

ベッドフレームを使用する場合であっても、フレームの床の部分がすのこになっているのか、それともべニアに薄いウレタンとファブリックかで、通気性が相当変わります

マットレス自体が通気性の良い製品であれば、気にする必要はないのですが、マットレスの通気性が悪い場合、カビが生えやすくなるでしょうね

ちなみにマットレスの側面には、人が移動する際にその力を利用してマットレス内部を換気するよう、通気口がついていると思いますが、ボックスシーツなどを二重三重にかぶせて使用する場合などは、この通気口を塞ぐことになりかねませんので、できるだけ邪魔しないように工夫した方が良いですよ

また、マットレスは定期的に上下裏表を入れ替えるという風に言われますが、長持ちさせるためには大事なことですので、お忘れなく実行してくださいね

とまぁ、一般論を述べたうえで、脚付きマットレスについてですが、脚付きマットレスは基本的にソファーといっしょだと思います、その理由について述べさせていただきます

一般的なスプリングマットレスは、金属製の四角いフレーム上下二組の間に、ボンネルコイルもしくはポケットコイルを多数配置してスプリングの骨組みを作り、身体が接する場所に何重かのウレタンやクッション材などを重ねて、最終的にファブリックで全体を覆います

したがって、上下両面が同じようにすプリングの表面に何重かのウレタン層が仕込まれているわけです

そのため上下方向への通気性は極めて悪いので、横方向へ通気させるために通気口が取り付けられているのです

それに対し、脚付ベッドはソファーと同じように木製のフレームを作り、そこに金属製のスプリングを仕込んだうえで、上側だけにウレタンを何重かに重ねたものを仕込んで、横と上をファブリックで覆います
この時下側は、ガーゼのような薄い布をタッカーなどで止めるだけですので、通気性が最高に良いのでカビは生えにくくなります

ただし、マットレスとして見た時には、裏表の入れ替えはできまず上下だけですので、単純にマットレスと比較して、へたるまでの寿命が半分になると考えればいいでしょう

どちらが良いかは・・・よくお考えくださいね（もしも足付ベッドにする場合ｍ通販のあまりにも安い物を選ぶと、短期間でウレタンを突き抜ける勢いで中のスプリングが背中にあたったりすることがありますので、評判のいいものを選んだ方が良いですよ（笑））


補足します
>昔木製のベットを四年ほど使っていてカビは生えたことがなかったのですが結婚してベットから床で寝るようになってカビに悩まされるようになり今回
>四回目の引越で一年経たずにまたカビが生えてしまったので今回ベットを検討しています。

>今までマットレスのみで寝たことがなく。
>マットレスの上に敷き布団を引いて寝ていたのですが敷き布団とマットレスベットの間でカビが発生するのでしょうか？

マットレスの上に敷布団ですか？おやめになられた方が良いと思いますよ

ベッドから床で寝るようになってカビが生えたというのは、マットレスではなく敷布団をフローリングに敷いて寝たということですか？それとも和室の畳の上ですか？質問の文章を私なりに解釈して解凍しましたが、補足を読めば読むほどよくわかりません

とにかくマットレスを使用する場合には、その上に敷布団を敷くのはやめた方が良いですよ

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