教えて!住まいの先生
Q 演色評価数(Ra70/80)のLED電球 再現が苦手な色は?
最近、高演色性(Ra90以上)のLED照明が発売されるようになりましたが、
今までの演色評価数(Ra70もしくは80)のLED電球と比較して
色の再現性は具体的にどのように改良されましたか?
(1)演色評価数(Ra70程度)のLED電球(昼白色)の再現が苦手な色は何色ですか?
(2)野菜果物や魚などで、顕著に違いがわかるのは具体的に何ですか?
補足
今までの演色評価数(Ra70もしくは80)のLED電球と比較して
色の再現性は具体的にどのように改良されましたか?
(1)演色評価数(Ra70程度)のLED電球(昼白色)の再現が苦手な色は何色ですか?
(2)野菜果物や魚などで、顕著に違いがわかるのは具体的に何ですか?
まず、演色評価数(Ra70/80)は青色と黄色の組合わせによる
疑似白色なのですね。
スペクトル図から青緑~水色(500nm付近)が改善されたのは
わかりました。
>食品については赤色を強調するため(血色に通じますね)
>電球色が一般的に使われます。
赤色が深紅色に見えてしまうのでしょうか?
赤身の刺身が黒ずんだ深紅色に見えてしまうとか?
電球色(Ra80)の方が,昼白色(Ra70)より演色評価数が
高いので,赤色の発色は昼白色より良いのですか?
質問日時:
2010/8/17 10:53:05
解決済み
解決日時:
2010/8/24 05:09:49
回答数: 1 | 閲覧数: 9203 | お礼: 25枚
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ベストアンサーに選ばれた回答
A
回答日時:
2010/8/24 05:09:49
演色評価数の定義に立ち返りましょう。
http://www.signonline.co.jp/menu/knowledge/study03.html
Ra数は、基準光での特定の色標の見え方の差を数値化し、平均したものです。
太陽光は連続スペクトルですが、昔?の白色LEDは青色LED+蛍光体によって緑から赤に比較的広い幅のスペクトルの光を合成することによって光の3原色=白色を得ていました。
http://www.sharp.co.jp/products/device/lineup/selection/led_laser/led/led_module/index2.html
ここのスペクトル図の青色の線です。
高演色のものは緑色の線の物になりますが、500nm付近のスペクトルが改善されています。
これによって、色標のうち青緑~水色あたりの見え方が改善されたものと思われます。
なお、Raの値付けは昼光色と電球色では異なりますので、おなじRa値でも違いが生じます。
特に食品については赤色を強調するため(血色に通じますね)電球色が一般的に使われます。
(追補)
食品の色については通説になってしまいますね。例えば肌色(日本人等モンゴロイドは特にですが)も光源によって色合いが変わって見えます。電球色で高演色のものは、3000k黒体放射に近いスペクトルになっていますが、可視光部分では赤上がりといいましょうか、赤側のスペクトルが高くなっています。たいていの人は、昼色光より電球色の方に暖かみ、好ましさを感じると思います。
食品についても類似の話が成り立ちます。演色数が低いと他の色が強調され、結果的に赤みが弱く見えます。
…が、何となく想像がつくと思いますが、食品といっても肉と野菜、パンでは同じ光源で同じ効果は得られません。青物野菜の赤を強調しても美味しそうには見えないでしょう。肉類はやはり、赤が濁っている(弱い、と捉えて良いと思います)よりはっきりしている方が美味しそうに見えます(無論程度はあります)。
食品用ランプもこだわる店向けにいろいろな光色の物があり、LEDでもごく一部ですが、対象食品ごとの光色の物があります。
この辺りに来るとRa値は最低ラインの参考にしかならず、メーカーの言い分を参考に、最後は自身の目で決める物になりますね。
http://www.signonline.co.jp/menu/knowledge/study03.html
Ra数は、基準光での特定の色標の見え方の差を数値化し、平均したものです。
太陽光は連続スペクトルですが、昔?の白色LEDは青色LED+蛍光体によって緑から赤に比較的広い幅のスペクトルの光を合成することによって光の3原色=白色を得ていました。
http://www.sharp.co.jp/products/device/lineup/selection/led_laser/led/led_module/index2.html
ここのスペクトル図の青色の線です。
高演色のものは緑色の線の物になりますが、500nm付近のスペクトルが改善されています。
これによって、色標のうち青緑~水色あたりの見え方が改善されたものと思われます。
なお、Raの値付けは昼光色と電球色では異なりますので、おなじRa値でも違いが生じます。
特に食品については赤色を強調するため(血色に通じますね)電球色が一般的に使われます。
(追補)
食品の色については通説になってしまいますね。例えば肌色(日本人等モンゴロイドは特にですが)も光源によって色合いが変わって見えます。電球色で高演色のものは、3000k黒体放射に近いスペクトルになっていますが、可視光部分では赤上がりといいましょうか、赤側のスペクトルが高くなっています。たいていの人は、昼色光より電球色の方に暖かみ、好ましさを感じると思います。
食品についても類似の話が成り立ちます。演色数が低いと他の色が強調され、結果的に赤みが弱く見えます。
…が、何となく想像がつくと思いますが、食品といっても肉と野菜、パンでは同じ光源で同じ効果は得られません。青物野菜の赤を強調しても美味しそうには見えないでしょう。肉類はやはり、赤が濁っている(弱い、と捉えて良いと思います)よりはっきりしている方が美味しそうに見えます(無論程度はあります)。
食品用ランプもこだわる店向けにいろいろな光色の物があり、LEDでもごく一部ですが、対象食品ごとの光色の物があります。
この辺りに来るとRa値は最低ラインの参考にしかならず、メーカーの言い分を参考に、最後は自身の目で決める物になりますね。
質問した人からのコメント
回答日時: 2010/8/24 05:09:49
大変、詳しく回答ありがとうございました。
演色性が低いと、肉類は赤が濁る(弱い)のですね。
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