教えて!住まいの先生
Q 日本の家は床が地面から50センチほど上に上がっていますが、 これは主に地面の湿気を和らげるためでしょうか?
他の国では地面と同じ高さの家があるのに、
他の国では床を上げなくていいのでしょうか?
日本は高温多湿な夏があるからかなあ?
もし上げてないとどうなるでしょうか?
どなたか教えてください。
他の国では床を上げなくていいのでしょうか?
日本は高温多湿な夏があるからかなあ?
もし上げてないとどうなるでしょうか?
どなたか教えてください。
質問日時:
2015/1/17 19:17:45
解決済み
解決日時:
2015/1/23 17:35:25
回答数: 3 | 閲覧数: 726 | お礼: 25枚
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ベストアンサーに選ばれた回答
information200000さん
はじめまして。
福岡を中心とした九州圏でホームインスペクション(住宅診断・住宅検査)を行っております
一級建築士の河本と申します。
よろしくお願いします。
日本の住宅は木造が多く存在します。また、木造住宅の床が、地盤面から50cm近く上がっていることが多く見受けられます。
この理由としていくつかありますが、主なものとして下記のものがあげられます。
①建築基準法における規制のため
②床下の「配管」や「土台や床下地」などの点検・調査をしやすくするのため
-----------------------------------------------------
【①について】
建築基準法施行令22条において、「最下階の居室の床が木造の場合、床の高さは直下の地盤面より450㎜以上なければならない」とされています。
ただし、床下の地面をコンクリート等で覆った場合(床下全面に防湿土間コンクリートを施工したり、べた基礎の場合)、あるいは大臣の認定を受けた工法(床の構造が、地面からの水蒸気によって腐食しないものとして大臣認定を受けた場合)を施工した場合はこの規定は適用されません。
この法令の趣旨は、地面から上がってくる水蒸気などによって、木造の土台や床等に腐食や害虫被害が発生することを防ぐ為です。また、information200000さんが仰るように、日本は湿度が高い(高温多湿な夏など)こともあり、床下の高さを確保することにより通風を確保して、土台や床などの腐食や害虫被害をできるだけ防ごうとしているのです。
したがって、この趣旨に反しないならば、床の高さを45cm以上あげなくてもよいことになります。例えば、床の構造が木造ではなくコンクリート造の場合などは、腐食や害虫被害の可能性が低くなりますので、それらへの対策として床の高さをあげないことも考えられます。
【②について】
床下に人が入れる程度の空間が確保されてあれば、床下の「配管」や「土台や床下地」などの点検・調査をしやすくなります。
-----------------------------------------------------
以上、ご参考になりましたら、幸いです。
はじめまして。
福岡を中心とした九州圏でホームインスペクション(住宅診断・住宅検査)を行っております
一級建築士の河本と申します。
よろしくお願いします。
日本の住宅は木造が多く存在します。また、木造住宅の床が、地盤面から50cm近く上がっていることが多く見受けられます。
この理由としていくつかありますが、主なものとして下記のものがあげられます。
①建築基準法における規制のため
②床下の「配管」や「土台や床下地」などの点検・調査をしやすくするのため
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【①について】
建築基準法施行令22条において、「最下階の居室の床が木造の場合、床の高さは直下の地盤面より450㎜以上なければならない」とされています。
ただし、床下の地面をコンクリート等で覆った場合(床下全面に防湿土間コンクリートを施工したり、べた基礎の場合)、あるいは大臣の認定を受けた工法(床の構造が、地面からの水蒸気によって腐食しないものとして大臣認定を受けた場合)を施工した場合はこの規定は適用されません。
この法令の趣旨は、地面から上がってくる水蒸気などによって、木造の土台や床等に腐食や害虫被害が発生することを防ぐ為です。また、information200000さんが仰るように、日本は湿度が高い(高温多湿な夏など)こともあり、床下の高さを確保することにより通風を確保して、土台や床などの腐食や害虫被害をできるだけ防ごうとしているのです。
したがって、この趣旨に反しないならば、床の高さを45cm以上あげなくてもよいことになります。例えば、床の構造が木造ではなくコンクリート造の場合などは、腐食や害虫被害の可能性が低くなりますので、それらへの対策として床の高さをあげないことも考えられます。
【②について】
床下に人が入れる程度の空間が確保されてあれば、床下の「配管」や「土台や床下地」などの点検・調査をしやすくなります。
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以上、ご参考になりましたら、幸いです。
質問した人からのコメント
回答日時: 2015/1/23 17:35:25
回答有難うございます。とても参考になりました。もう少し自分で勉強し見てます。ありがとうございました。
回答
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A
回答日時:
2015/1/17 21:42:54
うむ正解。
あなたの予想通り、土台を地面から離しておかないと腐ってしまうんだ。
昔は時代によって、地面に埋め込む「掘立柱」や、地面に直接置いてしまう「敷き土台」、大きめの石を地面に半分くらい埋めてそこに束を立てる「石場立て」という工法が用いられていたけれど、コンクリート技術の発展と共に基礎を高く上げることが容易になったので、腐りにくい位置に土台を持ってくることが可能になったってわけだ。
現代の工法では、基礎と土台の間にプラスチックのパッキンを入れて隙間を開け、通風を確保することで床下と土台を乾燥させたり、べた基礎を打って地面から上がってくる水分を遮断したりするなど相当の進歩がみられる。
他の国、というのがどの地域を指すのかは分からないけど、欧米などでは石造りやレンガ造りの建物が発達して腐朽の心配もなかったし、ハーフティンバー方式で建てるような家でも基礎を作ることも多い。基礎を作らないハーフティンバーは腐りやすいとは思うが…あちらさんは広葉樹の文化だから硬くて腐朽に強い樹を土台に使ったり、雨が日本ほど多くなかったりするんじゃなかろうか。日本でも土台を上げだしたのは近代に入ってからの事なんで、そもそも建物が古くて技術的に追随してないってのもあるかもしれない。
ちなみに日本同様に高温多湿な東南アジアでは、バラックみたいな家に住んでて土台が腐ってきたら建て替えてしまうとか、長持ちさせたい場合は煉瓦やコンクリートなどで家を作ることが多いみたいだ。
あなたの予想通り、土台を地面から離しておかないと腐ってしまうんだ。
昔は時代によって、地面に埋め込む「掘立柱」や、地面に直接置いてしまう「敷き土台」、大きめの石を地面に半分くらい埋めてそこに束を立てる「石場立て」という工法が用いられていたけれど、コンクリート技術の発展と共に基礎を高く上げることが容易になったので、腐りにくい位置に土台を持ってくることが可能になったってわけだ。
現代の工法では、基礎と土台の間にプラスチックのパッキンを入れて隙間を開け、通風を確保することで床下と土台を乾燥させたり、べた基礎を打って地面から上がってくる水分を遮断したりするなど相当の進歩がみられる。
他の国、というのがどの地域を指すのかは分からないけど、欧米などでは石造りやレンガ造りの建物が発達して腐朽の心配もなかったし、ハーフティンバー方式で建てるような家でも基礎を作ることも多い。基礎を作らないハーフティンバーは腐りやすいとは思うが…あちらさんは広葉樹の文化だから硬くて腐朽に強い樹を土台に使ったり、雨が日本ほど多くなかったりするんじゃなかろうか。日本でも土台を上げだしたのは近代に入ってからの事なんで、そもそも建物が古くて技術的に追随してないってのもあるかもしれない。
ちなみに日本同様に高温多湿な東南アジアでは、バラックみたいな家に住んでて土台が腐ってきたら建て替えてしまうとか、長持ちさせたい場合は煉瓦やコンクリートなどで家を作ることが多いみたいだ。
A
回答日時:
2015/1/17 19:28:35
住宅の床高さは、建築基準法で決められているからだ。
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