教えて！住まいの先生

はじめまして。住宅の購入や契約のアドバイスをしている建築士の辻と申します。

お子さんが0歳でいらっしゃるけこと、奥様がしばらく育休であること、ご主人のご年収を考えると、不動産市況に合わせるのではなく、ご家族が経済的に安定する時期になったときこそ考える時期だとお考えいただくといいと思います。

私も２年半前に出産したので、個人的な経験談も交えてマンション購入について書いてみます。

分譲マンションはローンのお金もさることながら、管理費修繕積立金で月々２万くらいはかかります。きちんと計画されたマンションほど、これらは高めです。

そうなると、買うマンションの価格によるとはいえ、家族３人で数十年住める家となれば、月々９万を超える可能性は高そうです。

対して家計はどうかというと、初めての子どもは想像以上にお金がかかり、出費前の家計よりはるかに厳しく考えておいたほうがよさそうです。（１歳過ぎるとどんどん体が大きくなり、毎シーズン服・下着を買っています…）

奥様が仕事に復帰されてからも、保育園費や食費、旅行代（３歳から料金がかかることが多い）など、やはり出産前とは比べられないほど支出がありそうに思います。

私は育休１年で復帰して１年半仕事をしていますが、まだまだ支出に振り回され、貯金はままならない状態です。

たとえば、これらのような支出の変化のさなかに世の中が『買い時！！』という風潮になると焦るわけですが、不動産市況が買い時であっても、家計や家庭の状況は人それぞれで、うまく合わないかもしれません。

反対に、もし子育てしながら働く生活に慣れ、ご夫婦の収入も安定しているときに不動産市況が買い時風潮ならば、そのときは意欲的に探されるといいかと思います。

私も十数年マンション業界に関わっていますが、この十数年、はたまた数十年の間に何度も何度も『今が買い時！』と叫ばれた時期がありましたが、このときがご自身にとっての買い時ではなく購入を見送られた方もいたでしょう。

不動産市況、税制がご自身の生活のタイミングに合えばラッキー、そうでない時期に買う方のほうが多いくらいで考えておいてもいいかもしれません。

来るべき『家を買うぞ！』の時期に向け、少しずつ貯金しながらお子さんと楽しい生活を送られてくださいね。お互い子育てがんばりましょう！

以上、ご参考になれば幸いです。

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