教えて！住まいの先生

Q 台風で家が全壊した時、保険金を使って新築の家に建て直した事例は過去に多数存在しますか。おそ松くんの原作で、松野家がイヤミ保険に加入して台風接近で自宅全壊するよう願って雨漏りを喜ぶ回がありました。

質問日時： 2024/9/11 11:00:35 解決済み解決日時： 2024/9/15 19:35:03
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A 回答日時： 2024/9/15 19:35:03

確かに風災補償付きの火災保険に入っていれば保証対象になる「場合」があります。でも特約の中身次第なので、風災補償付きなら台風によるどんな被害も必ず保証されるということにはなりませんが。

また全損と認められた場合でも、免責特約がついていると、その損害額から免責額が差し引かれ、さらにその額が保険金額の上限を超えていたなら上限額まで減額されます。火災による全損と異なり台風被害などは免責があるのが一般的です。

また全損の場合の損害額の計算は、保険の中身によっては時点の経年劣化や老朽化も計算される場合があり、必ずしも新築の家を建てられる額で計算されるとはかぎりません。そもそも雨漏りするほどの老朽化が進んだ家が全損しても保証対象にならない可能性が高いと思います。

だいいち雨漏り程度で全損までいくことはまず考えられませんし、家財保険に入っていなければ雨に濡れて台無しになる家財の被害までは補償されません。

総合すると、全損したら保険に入っていて良かったなどと喜ぶ状況にはとてもならないと思います。