教えて！住まいの先生

在籍確認はありませんが、不可能です。

住宅ローンの流れをご理解ください。
①～④のステップがあります。

現在、①事前審査（仮審査）が終わった段階です。
物件がわからないのですが、仮に建売物件とします。

次が、②本審査（本申込）。
不動産の売買（又は請負）契約は、本審査の前後どちらでも構いません。

そして、決済。
一般的には、決済の1週間ほど前に
金融機関と「③金銭消費貸借契約」を締結します。

決済とは、「物件の引き渡しと金員の支払いを同時に行う」事です。
金融機関によってこの時に、住宅融資が受けられる場合とそうではない場合があります。
この時点で住宅融資が受けられる場合「④融資実行」を行い、司法書士に所有権保存登記と一緒に、抵当権設定登記を依頼します。

この時点で融資が受けられない場合
「つなぎ融資 金銭消費貸借契約」を締結し、一時的に融資を受けます。
この融資を基に、決済を行います。

決済後、1週間前後で所有権保存登記が終わり、登記事項証明（昔の権利証）が発行されます。
この登記事項証明を担保に、住宅ローンの「④融資実行」します。
住宅ローンで借りたお金で、つなぎ融資は全額返済となります。

つなぎ融資が必要か否か。
また、注文住宅の場合、中間金が必要か否か。
土地決済の資金調達方法。
・・・など、他にも問題は出てくるのですが、ここでは省きます。


話を本題に戻します。
上記でも記載したように、引き渡しの1週間前を目途に
③金銭消費貸借契約を締結します。

契約書ですから、住所氏名はもちろん、勤務先の記載欄もあります。
退職されていては、ここに勤務先を記載することができません。
偽りの勤務先を書いてもバレないかもしれませんが
明らかに虚偽申告になります。

勤務先の記載欄がないケースもありますが
その場合「融資申し込み時と勤務先等に変更がないこと」と
但し書きがあるはずですので、結果は一緒です。

本審査云々ではなく、「金銭消費貸借契約」時に在籍が必須です。

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