教えて!住まいの先生
Q 緊急でお伺いしたいのですが、三週間程前から居住中(6階建て5階)のマンションの玄関から漏水がありまして最初は一部湿っている程度の状態から現在は数時間で玄関が水浸しになる状態になりました。
(給湯器の元栓を閉めると漏水は止まります)
大家が調査をしたところ、室内給湯器の配管から漏水をしているらしく入居状態では工事が出来ない為に今月中に退去をして欲しいとの事でした。
3階に空き部屋が有るのでそちらへの引越しは可能ですと言われていますが、元々引越しを考えていたのと流石に急過ぎる申し出の為に仕事等で急な対応が不可能な為1-2ヶ月の猶予を交渉するつもりです。
この場合大家の提案通りにしなければならないのでしょうか?
大家が調査をしたところ、室内給湯器の配管から漏水をしているらしく入居状態では工事が出来ない為に今月中に退去をして欲しいとの事でした。
3階に空き部屋が有るのでそちらへの引越しは可能ですと言われていますが、元々引越しを考えていたのと流石に急過ぎる申し出の為に仕事等で急な対応が不可能な為1-2ヶ月の猶予を交渉するつもりです。
この場合大家の提案通りにしなければならないのでしょうか?
ベストアンサーに選ばれた回答
A
回答日時:
2024/7/13 17:01:15
マンションの漏水問題とそれに伴う退去要請についての対応方法について、詳しく解説します。
1. 法的な観点からの考察
a. 賃貸契約の基本原則
賃貸借契約において、貸主(大家)は借主(入居者)に対して居住環境を適切に維持する義務があります。同時に、借主は賃料を支払う義務があります。漏水などの問題が発生した場合、貸主は速やかに修理する義務があります。
b. 借地借家法の適用
日本の借地借家法では、貸主が借主に対して一方的に退去を命じることは非常に制限されています。特に正当な理由なしに契約期間中に退去を命じることは難しいです。
2. 現在の状況の確認
a. 漏水の影響
- 現在、漏水が進行しており、居住環境が悪化しています。
- 給湯器の元栓を閉めると漏水は止まるが、これでは日常生活に支障が出る。
b. 大家の対応
- 大家は調査の結果、室内給湯器の配管からの漏水と判断し、工事が必要としています。
- 工事を行うためには入居者が退去する必要があると主張しています。
3. 借主の権利と選択肢
a. 交渉のポイント
1. 引越しの猶予期間の交渉:
- 現在の仕事や生活の都合から、1-2ヶ月の猶予を求めることは合理的です。
- 大家に対して、現実的な移動スケジュールを提示し、理解を求めます。
2. 代替住居の条件:
- 3階の空き部屋への引越しが可能とのことですが、その部屋の状態や条件(家賃、設備など)を確認します。
- 現在の部屋と同等またはそれ以上の条件であることを確認し、不利な条件でないかをチェックします。
3. 修理期間中の対応:
- 修理が完了するまでの間、仮住まいを提供してもらうことも一つの選択肢です。
- 仮住まい期間中の家賃や引越し費用の負担についても交渉します。
b. 法的支援の利用
- 必要に応じて、弁護士や不動産に詳しい専門家に相談し、法的な助言を受けることが推奨されます。
- 地域の消費生活センターや自治体の相談窓口も利用できます。
4. 実際の交渉方法
a. 文書でのやり取り
- 口頭での交渉だけでなく、文書でのやり取りを行うことで、記録を残します。
- 要望や条件を明確に記載し、大家に提出します。
b. 冷静な対応
- 感情的にならず、冷静に状況を説明し、交渉を進めます。
- 大家の立場や事情も理解しつつ、自分の権利を主張します。
c. 代替案の提案
- 自分の希望する猶予期間や引越し条件を提示し、具体的な代替案を提案します。
- 例えば、「1ヶ月後に引越しを開始し、2ヶ月以内に完了させる」などの具体的なスケジュールを示します。
5. 合意に至らない場合の対応
a. 法的措置の検討
- もし大家との交渉がうまくいかない場合、法的措置を検討する必要があります。
- 弁護士に相談し、法的手続きについて助言を受けます。
b. 自治体の支援
- 自治体の賃貸住宅トラブルに関する相談窓口を利用し、支援を受けます。
まとめ
マンションの漏水問題に対処するためには、法的な観点からの権利を理解し、冷静に大家と交渉することが重要です。現状の確認と合理的な代替案の提案、そして必要に応じて法的支援を受けることで、適切な解決策を見つけることができます。急な退去要請に対しては、引越しの猶予期間を求めることが合理的であり、大家と誠実に交渉することが最善の方法です。
1. 法的な観点からの考察
a. 賃貸契約の基本原則
賃貸借契約において、貸主(大家)は借主(入居者)に対して居住環境を適切に維持する義務があります。同時に、借主は賃料を支払う義務があります。漏水などの問題が発生した場合、貸主は速やかに修理する義務があります。
b. 借地借家法の適用
日本の借地借家法では、貸主が借主に対して一方的に退去を命じることは非常に制限されています。特に正当な理由なしに契約期間中に退去を命じることは難しいです。
2. 現在の状況の確認
a. 漏水の影響
- 現在、漏水が進行しており、居住環境が悪化しています。
- 給湯器の元栓を閉めると漏水は止まるが、これでは日常生活に支障が出る。
b. 大家の対応
- 大家は調査の結果、室内給湯器の配管からの漏水と判断し、工事が必要としています。
- 工事を行うためには入居者が退去する必要があると主張しています。
3. 借主の権利と選択肢
a. 交渉のポイント
1. 引越しの猶予期間の交渉:
- 現在の仕事や生活の都合から、1-2ヶ月の猶予を求めることは合理的です。
- 大家に対して、現実的な移動スケジュールを提示し、理解を求めます。
2. 代替住居の条件:
- 3階の空き部屋への引越しが可能とのことですが、その部屋の状態や条件(家賃、設備など)を確認します。
- 現在の部屋と同等またはそれ以上の条件であることを確認し、不利な条件でないかをチェックします。
3. 修理期間中の対応:
- 修理が完了するまでの間、仮住まいを提供してもらうことも一つの選択肢です。
- 仮住まい期間中の家賃や引越し費用の負担についても交渉します。
b. 法的支援の利用
- 必要に応じて、弁護士や不動産に詳しい専門家に相談し、法的な助言を受けることが推奨されます。
- 地域の消費生活センターや自治体の相談窓口も利用できます。
4. 実際の交渉方法
a. 文書でのやり取り
- 口頭での交渉だけでなく、文書でのやり取りを行うことで、記録を残します。
- 要望や条件を明確に記載し、大家に提出します。
b. 冷静な対応
- 感情的にならず、冷静に状況を説明し、交渉を進めます。
- 大家の立場や事情も理解しつつ、自分の権利を主張します。
c. 代替案の提案
- 自分の希望する猶予期間や引越し条件を提示し、具体的な代替案を提案します。
- 例えば、「1ヶ月後に引越しを開始し、2ヶ月以内に完了させる」などの具体的なスケジュールを示します。
5. 合意に至らない場合の対応
a. 法的措置の検討
- もし大家との交渉がうまくいかない場合、法的措置を検討する必要があります。
- 弁護士に相談し、法的手続きについて助言を受けます。
b. 自治体の支援
- 自治体の賃貸住宅トラブルに関する相談窓口を利用し、支援を受けます。
まとめ
マンションの漏水問題に対処するためには、法的な観点からの権利を理解し、冷静に大家と交渉することが重要です。現状の確認と合理的な代替案の提案、そして必要に応じて法的支援を受けることで、適切な解決策を見つけることができます。急な退去要請に対しては、引越しの猶予期間を求めることが合理的であり、大家と誠実に交渉することが最善の方法です。
質問した人からのコメント
回答日時: 2024/7/13 17:01:15
皆さんのアドバイスを頂き大家と交渉をしたところ、転居とそれに伴う期間の猶予の了承は確認出来ました。
後は補償金諸々の交渉は有りますが一先ず解決致しました。
次の転居先も保証会社の審査が通り次第9月上旬には引越し出来そうです。
特に法律的に詳しく具体的なアドバイスを頂きましたのでベストアンサーに選ばせて頂きましたが他のお二人のアドバイスも大変心強かったです。
本当にありがとうございました。
回答
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A
回答日時:
2024/7/12 19:34:19
私なら大家負担で引越屋を片付け込みで頼みますかね
1~2か月猶予あるところであっという間ですし
仕事の合間に自分でやるの大変ですよ
状況がもっと悪化する可能性もありますし
交渉はこちらが有利なところあるので
融通効くはずです
1~2か月猶予あるところであっという間ですし
仕事の合間に自分でやるの大変ですよ
状況がもっと悪化する可能性もありますし
交渉はこちらが有利なところあるので
融通効くはずです
A
回答日時:
2024/7/12 18:43:23
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