教えて！住まいの先生

個人でも不動産業者でも、売主はなるべくコストをかけずに売却したいので、インフィル（内装等）の解体工事はせずに、現状のまま売り出すケースが非常に多いです。

スケルトン状態で売り出されている物件は滅多にないでしょうから、普通に中古マンションを探して、リノベーションに適していそうな物件を紹介してもらうのがいいでしょう。

地元の不動産屋さんや地域の大手不動産会社に、「こういうことができる物件が出たら教えてほしい」と、場所や価格帯のイメージとともにリクエストを伝えておくと、いち早く教えてもらえる可能性があります。

ちなみに、築年数が古い物件ほど物件価格は安い傾向にありますが、外壁がまったく断熱されていなくてリフォーム時に断熱施工代がプラスになるなど、スペックを上げる必要があることも。また、水周りの位置を変えたり、間取りを大幅に変えたい希望がある場合などは、建物の状況によって実現できないこともあります。

こういったことを購入検討時にご自身で判断していくのは難しいと思いますので、最近は購入前にホームインスペクション（住宅診断）を実施したり、信頼できるリフォーム会社を予め探しておいて、一緒に見学に付き合ってもらう方などもいます。

不動産業者とともに、ホームインスペクターや、リノベーション工事を数多く実施しているリフォーム会社なども調べておくといいですよ。

＊＊補足＊＊

地元＋地域の大手（近くのターミナル駅などにある大手）の不動産業者の両方にリクエストを伝えておくといいと思います。

ただ、東京２３区内などだと、リノベーションを専門に手がける不動産業者が、個人ユーザーに情報が伝わる前にあっという間に物件を購入してしまうこともあるので、いい物件の情報数は少なくなることがあるかもしれません。
（地域が全く違ってたらすみません）

いずれにせよ、「リノベーション用物件」という売り出され方はしないので、不動産業者からもらった物件情報をもとに、見学しに行かれたり価格などを勘案したりして、リノベーションに向いていそうかどうかを判断することになると思います。

なお、物件により機能性が優れた設備類が入れられない（例：給湯器の性能が上げられない）場合などもあるので、希望どおりのリノベーションができそうな物件かどうかは、契約前に調べておいたほうがいいですよ。

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