教えて！住まいの先生

分譲マンションのチェックポイント


新築分譲マンションは、まだ建物が建っていない状態で販売が開始されることがほとんどです。その場合の購入の判断には、モデルルームが重大な情報源となります。 しかし、売る側としては最大の宣伝ツールでもあるモデルルームは、比較的グレードの高いタイプの住戸をモデルとすることが多いので、実際に購入を検討している間取りとは異なったり、お洒落なインテリアコーディネイトに惑わされてしまいがちです。そんな危険性があることをしっかりと念頭において、ポイントをしっかりチェックしましょう。

立地環境のチェックポイント

チェックするイメージ

マンションそのものの暮らしやすさはもちろん大切ですが、生活の基盤となる周辺環境の良し悪しも、住居選びの重要なポイントです。新築マンションの場合、モデルルームと建設現場が離れていることもあるので、実際に暮らす場所となる建設現場の周辺環境も必ずチェックをしましょう。特に、すぐ近くに日照や眺望を遮る高い建物がないか、また建設現場のすぐ南側に、新たにマンションが建ちそうな空き地がないかの確認は忘れずに行ないましょう。

チェックポイント
勤務地や駅、主要都市までの交通アクセスの利便性
医療、教育、商業施設などの場所や充実度
日照、通風、眺望景観
役所などのサービス
治安や危険な場所など街の安全性の確認
平日の昼間の状況はもちろん、雨天や夜間など、曜日や時間帯を変えての環境の確認
周辺の景観
道路、工場、娯楽施設、ペットなど、騒音源や異臭源の有無
土地は借地権かどうか （月間借地料などの契約内容や、定期借地権の場合には借地期限や建物の明渡し条件などの契約内容をしっかりと確認しましょう。）

マンションの間取りなど、居住部分のチェックポイント

チェックシートのイメージ

モデルルーム見学に惑わされない、マンション購入成功のポイント。建物がまだ建っていない新築分譲マンションは、パンフレットやモデルルームを見て購入するかどうかを判断しなければなりません。モデルルームは、自分が購入を検討しているタイプのものや間取りと異なる場合が多々あるので、どこが同じでどこがどう違うのかを確認することが必要です。現物が見えないからこそ、モデルルームでのチェックは念入りに行ないましょう。

チェックポイント
モデルルームの場合、購入を検討している住戸と間取りが同じかどうかを確認し、違うようであれば、どこがどう違うかの確認
モデルルームに備えられている家具や設備などは標準仕様かオプション仕様か確認
面積や間取りなどは設計図や図面どおりか
購入を検討している住戸の上下左右に位置する住戸の間取り図もチェックしながら、防音対策を確認

マンションの建物や施設、設備のチェックポイント

住戸の間取りや立地環境に満足しても、マンションそのものの安全対策や設備が整っていなければマンション選びに成功したとはいえません。複数の世帯が同じ建物内に暮らすマンションでは、共有スペースのチェックもしっかりと行ないましょう。
耐震構造、防犯防災対策、シックハウス対策などの安全性
地震や火災発生時の非常口や避難経路の確保
店舗や事務所が併設されるか否か、併設の場合、住居部分の出入口が独立しているか
住宅戸数の確認
駐車場の有無と使用料
自転車置き場施設の有無
トランクルームの有無と価格や使用料
ロビーや公園などの共同スペースや集会場の確認
エレベーターの設置台数
冷暖房や給湯システムの方式

チェックする箇所
日照、通風、眺望景観 扉の位置や開閉方向
部屋の配置や数、広さ スイッチ、コンセントの位置
廊下の幅 生活動線の使いやすさ
窓の位置や大きさ 水回りの位置
天井の高さ ―

入居後の管理体制やアフターケアのチェックポイント

管理の良し悪しも住み心地を左右します。アフターサービスや管理体制がしっかり整っているかチェックすることも重要なポイントです。

チェックポイント
常駐管理人の有無と管理方法の確認
管理費や維持費の金額
アフターケアの体制は整っているか
売主や施工会社などの実績や評判、信用性


http://company.homemate-navi.com/useful/10152_mansion_check/

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