教えて!住まいの先生
Q 部屋中の二酸化炭素濃度について質問です。
寝室に夫婦2人と子供1人が寝てて朝の二酸化炭素濃度が1700以上になります。これは普通でしょうか?第一種換気設備の能力が不足でしょうか?(普段人いない時600から800ぐらいになります)
ちなみに、気密性と断熱性に誇ってる一条工務店さんの戸建てですが同じ状況のある方がいらしゃいますか?
ご解答よろしくお願いいたします
ちなみに、気密性と断熱性に誇ってる一条工務店さんの戸建てですが同じ状況のある方がいらしゃいますか?
ご解答よろしくお願いいたします
回答
2 件中、1~2件を表示
- 前へ
- 1
- 次へ
A
回答日時:
2024/4/27 23:15:04
私自身は二酸化炭素濃度を測定したことがないのですが、換気量から考えれば数値が上昇するのは当然かと考えます。一応、RAのフィルタは定期的に掃除して下さい。
また結論から言うと、あまり気にしないのが良いと思います。アンチテーゼ的に誇張して書かせてもらえば、10000ppm以下であればほぼ無害、5000ppm以下であれば全く問題ないくらいに考えておきましょう。
一条に限らず今どきの家は、計画換気エリアに対して1時間あたり0.5回(つまり2時間で空気が入れ替わる)の換気がされています。計画換気エリアとは、家全体の空間から浴室、脱衣所、トイレ、押入れなど、戸で仕切られて人が常在しない空間を除いたエリアになります。
この換気量はいわゆるシックハウス症候群を対象としているもので、建材から揮発する化学物質の室内濃度を一定以下に下げるための基準です。ですので、二酸化炭素濃度をあるレベルにするというものではありません。
さて、二酸化炭素濃度の話をすると、寝室にはSA(給気口)がついている思いますが、LDKなどの広い空間にあるSAと比べて給気量が違うことが、手を当ててみると分かると思います。寝室の大きさにも依るのですが、概ね20㎡/h弱の給気量になっていると思います。人間が安静状態で吐出す二酸化炭素量を考えると、これは一人だとしても1000ppmを超えるレベルに均衡する給気量となります。
(※ここで勘違いしていただきたくないのは、これは二酸化炭素量の出入り量が均衡するという話であって、例えば数時間程度で1000ppmを超えてしまうという意味ではありません。また、実際には新鮮な外気が給気されたときには、二酸化炭素濃度が十分に均衡する前に古い空気が部屋の外に押し出されるため、必ず1000ppm以上になってしまうという意味でもありません。)
三人であればこれが3000ppm強になりますので、寝室内が1000〜2000ppmに落ち着くのは至極当然のことかと思います。
なお、家全体の換気量で考えると概ね4人で1000ppmに均衡するのくらいの計算になります。実際には全員が24時間ずっと家に居るわけでもないので、数値はもっと小さいところになることでしょう。
さて、二酸化炭素濃度ついてですが、コロナ禍もあって1000ppmを超えると影響があるというような記事を多く目にすると思います。この手の話は大抵疑って掛かった方が良いです。基本的に「嘘は言ってないけど不誠実」であり「人の不安を煽って儲けたい」ことが大半です。
コロナ蔓延を避けることを目的とすれば「人の密集の回避や換気を促すために、極力低い数値で影響があるとされる話を引っ張り出して筋書きを描く」という流れになるのは、容易に想像できると思います。これは政府のような組織が行う疫病の対策として正しいことです。人が多くて換気が悪いところは二酸化炭素濃度が高まるはずだ…というところから引っ張り出されたのが、人の排出による二酸化炭素濃度の増加はどれくらいまでを目指すべきか?という議論から出てきた1000ppmという数字です。
元々は二酸化炭素濃度を指標にしてコロナ蔓延対策としての換気の必要性を語っていたのですが、いつの間にかそれが二酸化炭素自体の人体への影響にすり替えられているのが現状です。この1000ppmとは、単に「意思決定や反応に影響が出る『可能性』がある」とされる中で最も小さく報告される数値になります。
元々は「なので換気して1000ppm以下にするのが望ましいです」と呼びかけるためのガイドライン基準です。それが、不安につけ込む為に1000ppm超えたら健康に影響が…2000ppmを超えたら大問題…などと言う荒唐無稽な話になっています。
生徒が詰め込まれる学校でも1500ppm以下がガイドラインです。世の中、装置や製造上で二酸化炭素が出てしまうような環境はいくらでもあり、そのような場所での労働基準は5000ppm以下です。一条の家では使いませんが、ガスファンヒーターを使えばあっという間に数1000ppmになります…
ご質問主が気にする程の健康被害は、家の中で人が自然に排出する二酸化炭素程度では起き得ないのです。
また結論から言うと、あまり気にしないのが良いと思います。アンチテーゼ的に誇張して書かせてもらえば、10000ppm以下であればほぼ無害、5000ppm以下であれば全く問題ないくらいに考えておきましょう。
一条に限らず今どきの家は、計画換気エリアに対して1時間あたり0.5回(つまり2時間で空気が入れ替わる)の換気がされています。計画換気エリアとは、家全体の空間から浴室、脱衣所、トイレ、押入れなど、戸で仕切られて人が常在しない空間を除いたエリアになります。
この換気量はいわゆるシックハウス症候群を対象としているもので、建材から揮発する化学物質の室内濃度を一定以下に下げるための基準です。ですので、二酸化炭素濃度をあるレベルにするというものではありません。
さて、二酸化炭素濃度の話をすると、寝室にはSA(給気口)がついている思いますが、LDKなどの広い空間にあるSAと比べて給気量が違うことが、手を当ててみると分かると思います。寝室の大きさにも依るのですが、概ね20㎡/h弱の給気量になっていると思います。人間が安静状態で吐出す二酸化炭素量を考えると、これは一人だとしても1000ppmを超えるレベルに均衡する給気量となります。
(※ここで勘違いしていただきたくないのは、これは二酸化炭素量の出入り量が均衡するという話であって、例えば数時間程度で1000ppmを超えてしまうという意味ではありません。また、実際には新鮮な外気が給気されたときには、二酸化炭素濃度が十分に均衡する前に古い空気が部屋の外に押し出されるため、必ず1000ppm以上になってしまうという意味でもありません。)
三人であればこれが3000ppm強になりますので、寝室内が1000〜2000ppmに落ち着くのは至極当然のことかと思います。
なお、家全体の換気量で考えると概ね4人で1000ppmに均衡するのくらいの計算になります。実際には全員が24時間ずっと家に居るわけでもないので、数値はもっと小さいところになることでしょう。
さて、二酸化炭素濃度ついてですが、コロナ禍もあって1000ppmを超えると影響があるというような記事を多く目にすると思います。この手の話は大抵疑って掛かった方が良いです。基本的に「嘘は言ってないけど不誠実」であり「人の不安を煽って儲けたい」ことが大半です。
コロナ蔓延を避けることを目的とすれば「人の密集の回避や換気を促すために、極力低い数値で影響があるとされる話を引っ張り出して筋書きを描く」という流れになるのは、容易に想像できると思います。これは政府のような組織が行う疫病の対策として正しいことです。人が多くて換気が悪いところは二酸化炭素濃度が高まるはずだ…というところから引っ張り出されたのが、人の排出による二酸化炭素濃度の増加はどれくらいまでを目指すべきか?という議論から出てきた1000ppmという数字です。
元々は二酸化炭素濃度を指標にしてコロナ蔓延対策としての換気の必要性を語っていたのですが、いつの間にかそれが二酸化炭素自体の人体への影響にすり替えられているのが現状です。この1000ppmとは、単に「意思決定や反応に影響が出る『可能性』がある」とされる中で最も小さく報告される数値になります。
元々は「なので換気して1000ppm以下にするのが望ましいです」と呼びかけるためのガイドライン基準です。それが、不安につけ込む為に1000ppm超えたら健康に影響が…2000ppmを超えたら大問題…などと言う荒唐無稽な話になっています。
生徒が詰め込まれる学校でも1500ppm以下がガイドラインです。世の中、装置や製造上で二酸化炭素が出てしまうような環境はいくらでもあり、そのような場所での労働基準は5000ppm以下です。一条の家では使いませんが、ガスファンヒーターを使えばあっという間に数1000ppmになります…
ご質問主が気にする程の健康被害は、家の中で人が自然に排出する二酸化炭素程度では起き得ないのです。
A
回答日時:
2024/4/26 11:24:49
寝室のドアを閉めて3人も一部屋で就寝していればそのくらいになるのは仕方ないのじゃないかな
各部屋のSAの設置個所も何も注文つけないでいると入り口入ってすぐの真上に設定されがちです、空気の循環という意味ではなるべく部屋の奥につけた方が良いので私は一部屋ごとにSAの位置の希望をしました、冬は若干の冷気が下りてくるようなのでベットの上に来ないように一般的には設計するそうです
2000を超えてくると睡眠に影響するそうですから、少しでもドアを開けて就寝すると良いかもしれませんね
各部屋のSAの設置個所も何も注文つけないでいると入り口入ってすぐの真上に設定されがちです、空気の循環という意味ではなるべく部屋の奥につけた方が良いので私は一部屋ごとにSAの位置の希望をしました、冬は若干の冷気が下りてくるようなのでベットの上に来ないように一般的には設計するそうです
2000を超えてくると睡眠に影響するそうですから、少しでもドアを開けて就寝すると良いかもしれませんね
2 件中、1~2件を表示
- 前へ
- 1
- 次へ
Yahoo!不動産で住まいを探そう!
関連する物件をYahoo!不動産で探す
-
新築マンション
3LDK以上のマンション
-
賃貸物件
ペット可・相談可の賃貸物件を探す
-
中古マンション
駅まで徒歩5分以内の中古マンション
-
新築戸建て
南側に道路がある新築一戸建て
-
中古戸建て
リノベーション・リフォーム済み(予定含む)の中古一戸建て
-
土地
南側に道路がある土地