教えて！住まいの先生

一般的な話をします、その物件は
「定期借地権付き分譲マンション」という事です。

普通の分譲マンションの土地は「所有権」に成っていて
マンションが建ってる敷地全体は、マンションの部屋を所有している
人たち全体で「所有」しているという形に成っています。
分かりやすい数字で言いますと、例えば300坪の敷地に部屋の大きさが同じ
戸数が100世帯あるマンションが有ります・・そうなると敷地は
それぞれの世帯が「3坪づつ所有している」と登記簿上は成ります。

それが【定期借地権付きマンション】の場合は
例えばどこかに富裕層の大地主が居たとしますね、その人から
土地を一定期間借りてマンションを建ててそれを分譲する・・
一般的には「借地期間30年」だとかが多いですね、その期間は
最初に決定されます
大地主には30年分の土地を貸している賃料が入ります
で、原則として30年経ったらマンションを取り壊して土地を
大地主に返す・・と言った契約が行われています。

勿論30年経った時点で再協議する可能性はあって、そのまま存続して
借りるなどのケースもゼロでは有りません・・
但しその時はまた、その延長期間の借地代をソコを所有している
みんなで支払わないといけませんし、協議を地主が拒否して
最初の約束の期間で終了する場合は間違いなくみんなで
取り壊して土地は返さないとイケません

大地主は先祖代々から引き継いでる土地だけど、取りあえずは
売るつもりも使うつもりもないので・・みたいな土地の場合は
そういう感じの借地として貸し出すというのは良くあります。

マンションだけじゃなくて大手スーパーや量販店の土地などは
そういうモノが多いですね

「え？そんなもん、買っても結局はその期間が来たら取り壊す金も
居るし返さないとイケないなら買う意味ないじゃん・・」って
感じに成りますが、勿論「土地は所有権」の普通のマンションより
相場はかなり安い形に成るのが一般的ですので、そこがメリットと成ります。

ある程度長く先まで考えているのであれば、そういうマンションは
避けた方がイイですね

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