教えて!住まいの先生
Q マンションの耐震基準ですが、よく築年度1981年以降が目安みたいなのがあります。 そこで、詳しい方お教えください。
Q1.1981年築の物件は、設計の届けなどは旧基準の1981年以前に行われているはずですよね?
実際に最新の基準が適用されているのは、広告などに築何年度と書かれているものでしょうか?
Q2.旧基準のマンションってかなり多いと思いますし、今でも満室になっている建物が多いかと思います。
そこでですが、旧基準だとそんなにも危ないものなのでしょうか?(倒壊とか)
(今気になっている物件が築年度からして旧基準のものなんです。)
また、実際に倒壊したりした場合は保障などはありますか?保険に入らないと何もないですか?また、それでもローンは残り ますでしょうか?
ご存知の方、もしくは現在旧基準のマンションにお住いの方、ご意見・ご回答を宜しくお願いします。
実際に最新の基準が適用されているのは、広告などに築何年度と書かれているものでしょうか?
Q2.旧基準のマンションってかなり多いと思いますし、今でも満室になっている建物が多いかと思います。
そこでですが、旧基準だとそんなにも危ないものなのでしょうか?(倒壊とか)
(今気になっている物件が築年度からして旧基準のものなんです。)
また、実際に倒壊したりした場合は保障などはありますか?保険に入らないと何もないですか?また、それでもローンは残り ますでしょうか?
ご存知の方、もしくは現在旧基準のマンションにお住いの方、ご意見・ご回答を宜しくお願いします。
質問日時:
2013/3/30 23:04:02
解決済み
解決日時:
2013/4/14 04:55:42
回答数: 1 | 閲覧数: 633 | お礼: 50枚
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ベストアンサーに選ばれた回答
はじめまして。ホームインスペクション(住宅診断、住宅検査)を行っている建築士の辻と申します。
マンションの旧耐震基準について、ご説明します。
Q1.1981年頃に建ったマンションの耐震基準の確認方法
疑問に思われているように、1981年以完成したマンションの中には、1981年の耐震基準の改正前に設計され、建設に1年~数年かかったことで、旧基準で建設されたものがあります。
新耐震基準で設計されているか知りたい場合は、その建物の『建築確認日』が昭和56年6月1日以降であるか、確認します。(建築確認日が昭和56年5月31日以前であれば旧耐震基準)
建築確認申請とは、設計図などを役所等に申請する手続きのことです。役所が申請された書類の審査を終えると、申請書類に「受付日」を押印し、写しを返却してくれます。その受付日のことを建築確認日と呼んでいます。
1981年から数年の間に完成したマンションの場合は、新耐震基準・旧耐震基準が混ざっていますから、仲介会社や管理会社に建築確認日を問い合わせてみましょう。
Q2.旧耐震マンションの耐震性
旧耐震基準の建物であっても、大地震で倒壊・崩壊するとは限りません。阪神大震災や東日本大震災でも、震度5強や6程度で倒壊・崩壊しなかった旧耐震建物はありました。
ですが、あくまでも「一部の建物はしなかった」だけで、基本的には倒壊・崩壊の可能性が指摘されているのと、実際に地震が起きてみないことにはわからない・・・というリスクがあることは事実です。
また、たとえ倒壊・崩壊せず、建物により人命が奪われなかったとしても、居住できないほどひどく壊れ、建て替えを余儀なくされたマンションがあります。
なお、補修や建て替えに関し、原則として保障は何もありません。地震保険についても、建て替えにかかる費用の半額程度までしか保障されませんから、所有者の多額の持ち出しは免れないと考えていいでしょう。また、ご質問に書かれたようにそれまでに支払っていたローンも残ります。(大震災などで行政が特別措置を打ち出さない限り)
震度6強や7などという大地震が来たとき、旧耐震建物が人命を奪うような壊れ方をしないか、建て替えを免れない壊れ方をしないか
は、起きてみないとわかりません。ですが、構造計算上は、やはり危ないという結論が出ますので、その可能性をどのように考えるのかは購入する方の判断次第となります。
地震のことがご心配であれば、阪神大震災や東日本大震災(お住いの地域が近い地震)のとき、どのような被害が建物に生じたか、仲介会社から管理会社に問い合わせてもらうといいでしょう。
以上、ご参考にしていただければ幸いです。
マンションの旧耐震基準について、ご説明します。
Q1.1981年頃に建ったマンションの耐震基準の確認方法
疑問に思われているように、1981年以完成したマンションの中には、1981年の耐震基準の改正前に設計され、建設に1年~数年かかったことで、旧基準で建設されたものがあります。
新耐震基準で設計されているか知りたい場合は、その建物の『建築確認日』が昭和56年6月1日以降であるか、確認します。(建築確認日が昭和56年5月31日以前であれば旧耐震基準)
建築確認申請とは、設計図などを役所等に申請する手続きのことです。役所が申請された書類の審査を終えると、申請書類に「受付日」を押印し、写しを返却してくれます。その受付日のことを建築確認日と呼んでいます。
1981年から数年の間に完成したマンションの場合は、新耐震基準・旧耐震基準が混ざっていますから、仲介会社や管理会社に建築確認日を問い合わせてみましょう。
Q2.旧耐震マンションの耐震性
旧耐震基準の建物であっても、大地震で倒壊・崩壊するとは限りません。阪神大震災や東日本大震災でも、震度5強や6程度で倒壊・崩壊しなかった旧耐震建物はありました。
ですが、あくまでも「一部の建物はしなかった」だけで、基本的には倒壊・崩壊の可能性が指摘されているのと、実際に地震が起きてみないことにはわからない・・・というリスクがあることは事実です。
また、たとえ倒壊・崩壊せず、建物により人命が奪われなかったとしても、居住できないほどひどく壊れ、建て替えを余儀なくされたマンションがあります。
なお、補修や建て替えに関し、原則として保障は何もありません。地震保険についても、建て替えにかかる費用の半額程度までしか保障されませんから、所有者の多額の持ち出しは免れないと考えていいでしょう。また、ご質問に書かれたようにそれまでに支払っていたローンも残ります。(大震災などで行政が特別措置を打ち出さない限り)
震度6強や7などという大地震が来たとき、旧耐震建物が人命を奪うような壊れ方をしないか、建て替えを免れない壊れ方をしないか
は、起きてみないとわかりません。ですが、構造計算上は、やはり危ないという結論が出ますので、その可能性をどのように考えるのかは購入する方の判断次第となります。
地震のことがご心配であれば、阪神大震災や東日本大震災(お住いの地域が近い地震)のとき、どのような被害が建物に生じたか、仲介会社から管理会社に問い合わせてもらうといいでしょう。
以上、ご参考にしていただければ幸いです。
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