教えて！住まいの先生

まず始めに、結婚するのであれば、僕は彼の単独名義がいいと思います。また、何かがあったときに、ご自分が支出した金銭を取り戻したいというなら贈与ではなく貸借ですから、覚書などではなく、公証人役場などで正式に証書を作成した方がいいでしょう。のちのち問題になったときの対処法なども専門家にきちんとレクチャーをしてもらうべきです。個人的には、目当ての物件をあなたがどうしてもご所望なら、返してもらうことなど考えず、贈与した方が平和だと考えます。

＞私が1000万出し、名義を一人にすると贈与になるといいます。

不動産購入のためにあげるのであれば贈与税が掛かります。結婚しようがしまいが関係ありません。その理由は以下。

1)夫婦間で贈与税が掛からないパターン

・家族の生活に必要なお金 例）家賃、光熱費、食費などを妻の口座に振り込む など
・子どもの教育に必要なお金 例）学費、教材費、塾代、文具費などを現金で渡す など

2)夫婦間で贈与税が掛かるパターン

・高価な金品やモノをあげた場合 例)家、車などの高額な財産をあげた場合（名義変更した場合）株式や金融商品をあげた場合、及びこれらのものを購入するための資金をあげた場合



そのうえで、共有名義のデメリットをご確認ください。前の回答者さまと反対に、僕は共有名義の方がリスクが高いと考えます。仮に彼の単独名義で離婚になった場合、共有財産分割は法的に行えるので、あなたが意味なく損をすることはありません。共有名義は、ひとりの収入ではローンを組めない場合の仕方のない手段と僕は考えます。以下は信用あるサイトからの引用です。お読みになれば共有名義のデメリットが将来的にリスキーであることがご理解いただけると思います。

●共有者の承諾を得ずに売却することができない
これについては当たり前なのですが、あなただけのものではないので、当然相手の承諾が必要になります。例えあなたの共有持分の割合が9割で共有者が1割だとしてもです。相手があなたより共有持分が少ないからといって関係ありません。不動産を売却するときには、共有名義になっている全員分の署名・捺印が必要になります。

●共有者が亡くなった場合、相続の対象となる
また、仮に共有者が亡くなれば、当然共有者の持分は相続の対象となります。あなただけが唯一の相続人であれば良いですが、もし複数いる場合はあなたの不動産は、いくら長年住んでいて愛着があっても遺産分割の対象となる可能性があります。

●離婚した場合、売らなくてはいけなくなる可能性が高い
離婚の場合も厄介です。不動産を2つに割って住むことはできないので、どちらかが出て行くことになります。どちらか一方が共有持分の分を買えば売らなくて住むのでしょうが、住宅ローンを利用して購入して数年で離婚の場合は悲惨なことになります。資産(=現金)がないから住宅ローンを利用しているケースがほとんどのため、相手が購入できる可能性が低いわけです。そうなると結果として売却しなければいけなくなります。売却代金は持分の割合で分けることになります。新築から数年しか経ってない物件で、売却理由として離婚は多く見受けられます。

●費用が倍かかる
共有名義ということは、登記する際には当然その人数分かかります。そして住宅ローンを利用する際にも、その諸費用は人数分に応じてかかります。

●贈与税がかかるかもしれない
共有者が仕事を辞めて収入が無くなるようなことがあれば、あなたが共有者の分も住宅ローンを払わなくてはいけません。これはあなたから共有者への贈与とみなされ贈与税の対象となることがあります。

このことについて詳しく知りたい方は、「夫婦が共有でマイホームを購入し、夫婦二人でローンを組んだ場合の注意点は？」を参照してください。

• 参考になる：0
• ありがとう：0
• 感動した：0
• 面白い：0

この回答が不快なら