教えて！住まいの先生

①奨学金等を利用されるのであればハードルは下がると思います。下記で説明する保証会社を入れるかによってもこのあたりは変わります。
②ある程度住まわれる地域、物件を絞り込んだ上で上京されるのであれば日帰りでも大丈夫だと思いますが、出来れば1泊2日行程にして、確定した物件の周辺環境(最寄り駅までの所要時間の実測、住居周辺のきれいさ、日常的な騒音はどうか、飲食店などの匂いがきつくないか等)を翌日に確認すると、契約後に後悔することは少ないと思います。住居の変更はなかなか大変なので。
物件を確定(決定)したら、その後の契約手続きは書面のやり取り(郵送)で済みますので、契約の為に上京する必要は無いと思います。鍵の受け渡しは質問者様の指定日に契約した不動産の店舗で行う事が普通です。郵送での鍵のやり取りはほぼしません。そのため、お住まいの場所の近くの不動産屋で部屋探しを行った方が便利です。
③フリーレントは賃貸の無料期間です。契約後、決められた月数家賃が発生しないことを指します。また、地域によっては契約の更新期間が定められていて、2年間が多かった気がします(物件にもよります)。仮に2月に居住開始契約、2か月のフリーレント期間だとすると、3月までの家賃は発生せず4月から家賃を支払い開始、2年後の1月に再度敷金を支払って契約更新となります。よって、無事に大学を4年で卒業できたとしても、大学4年の1月に契約更新をする必要があり、3月まで居住となると思います(契約時を含めて計3回敷金を払う必要が出るわけです)。もっともこれらは物件にもよりますので、契約時に交渉してみることをオススメします。
④クリーニング費用は質問者様が退去後、次に貸し出すための業者清掃費用(家賃の1か月以内が普通)、鍵交換費用は前の居住者が侵入しないように入り口の鍵を交換する費用となります(1～2万円)。保険は住居の火災(損害)保険で、初回契約時及び更新時に支払います(物件によるが、多くても家賃の半額程度かな)。保証は家賃の支払いが滞った時に保証人に変わり家賃を保証するもので、一般的には不動産会社が保証会社との契約を求めてくる場合が多いです。その場合は連帯保証人が不要になることが多い。保証契約が無い場合もある。保証契約をする場合の費用は家賃に含まれるか、初回及び契約更新時に支払います。手数料は物件を紹介した不動産屋に支払われるもので家賃の半額から1月分が多いです。
⑤部屋決めは入学される学校が紹介する不動産会社を利用するのがいいと思います。こうした業者は学生を相手に何件も紹介しているので、卒業する生徒が住んでいる物件の情報持っています。また、学生であることを最大限考慮した部屋探しをしてくれると思います。
紹介がなければ住む駅にある不動産会社ですね。裏技ですが、アパマンショップなどではなく、地元の個人でやっている不動産会社は、地主さんとの結び付きが強いので、不動産情報に出さない物件を持っている事も多いです。いい物件が見つからなければこちらにも当たる事をおすすめします。ちなみに、1～3月で契約する物件は12月までに退去されたものが一般的で3月までに物件を消費していくものになります。3月になるほど物件の選択肢は減ると考えてください。学生物件は1月以降退去分でも貸し出してくれると思いますが、入居日が3末ギリギリになるリスクが出ます。
引っ越しに必要な家電は、入居後に購入すると引っ越し代を押さえることができます(持っていくものは寝具など必要最小限のもの、すぐ使うものに限定する)。また、ここ数年3月に入ってからの引っ越しは費用が上がったり、日程に融通が利かなくなるので、2月中にできれば金銭的な費用は減らせます。
また、抽選にはなるでしょうが出身県東京で運営する学生寮も選択肢に入れてみてはどうでしょうか。

いずれにせよ、不動産会社との契約においてはできるだけこちらの希望を伝える事が必要です。各種金額相場などは適宜ネットで調べていただくとして、家賃の減額、更新期間の延長(更新は1月だけど、3末まで有効にして欲しいなど)金額交渉などはやっても問題ありません。通るか通らないかは別として。

新しい学生生活が滞りなく進みますよう、微力ながら応援しております。

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