教えて！住まいの先生

第三者からみると正直不動産＆大家さんがご指摘の内容が世間の見方ではないかと存じます。あなたが提案し成立させたスペックダウン仕様に基づく決議は理事会決議であって総会で承認されたものではないのですから、あなたが理事会を辞した後に理事の皆さんの考えが変わって現行スペックを継続することを再度決議し直したとしても何の問題もないと思います。自分の提案がひっくり返された事への個人的な不満でしかないと読めます。但し、総会で否決された管理費の値上げ案を理事会判断でひっくり返しす権限は理事会にはありませんからこの理事会が勝手に総会決議結果をひっくりかえすのは不当だとするあなたの主張は間違っていないと思います。監事にお願いして区分所有法第５０条３ 三に基づき理事の著しい不正を理由に臨時総会を招集してもらうか、あなたが区分所有者の1/5以上の賛同者を集めて区分所有法第４４条に基づき臨時総会の招集を理事長へ依頼したうえで、改めて可否を総会の場で決議してはいかがですか？ その際、総会で否決された議案を勝手にひっくり返した理事の解任案と新役員の選任案も上程してはいかがですか？
管理費の値上げ案は一度否決されているのですから、再度否決されるでしょうし、総会で否決された議案を無視して管理組合の運営をしている理事の解任も可決されるのではありませんか？ ご説明通りの状況が展開されていて監事が動かないというのでは何のための監事なのかわかりませんね。
ただし、ここまでの範囲の話は個人的には、管理組合という自主的な自治組織という狭い世界での話なので、裁判沙汰になっても裁判官は調停を勧奨する可能性が高いように感じます。規約は民法や税法といった法律ではなく管理組合の中だけで通用するいわばローカルルールあるいは約束事に過ぎませんので、規約違反は裁判には馴染まないのではないかと私は考えます。総会で話し合って決めることを勧奨されて終わりだと思います。

また、誹謗中傷については微妙な面がありそうですね。あなたのことを一般的な社会通念上「誹謗中傷」に相当すると容認される内容の中傷的発言が録音されていたり、議事録などの文面に記載されていない限り、立証できないと思います。事実を立証できない以上は有罪にはできませんので、逆に名誉棄損で逆告訴されかねません。自治体では無料の法律相談を開催されているところも少なくありませんので、あなたが云う証拠を持参のうえご相談なされてはいかがでしょうか？ 裁判だけでなく「非訴」というお金と時間がかからない手段もありますよ。勝てば相手に過料２０万円が課せられます。勝てば、あなたの主張は正しいということの裏付けにもなりますよ。結果は教えてもらえないのですが・・・・。
私も似たり寄ったりの立場にいますので、あなたの心情は理解できますが、愚妻が云うように「所詮は毎日顔を合わせるオヤジ同士なんだから、喧嘩するなら裁判所まで行かなくても集会室でやればいいじゃん。」 それじゃ気が済まないんだよ！というのが私の反論ですが、一歩引けば愚妻の勝のように思えてなおさら腹立たしさを覚える今日この頃です。

マンション内にあなたの味方を増やすことから始めることをお勧めします。
正論でもそれは貴方の正論であってマンション内の他の住人にとってはどうでもよいことかもしれません。独りよがりでは勝てませんよ！ 「正論、常に正しからずや！」です。

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